A 正味売却価額の用語の意味は、「商品が売れる金額」です。原価80円の商品が95円で売れるのは、通常の状況です(1個15円の利益がでる状況)。
一方で、原価80円の商品が70円で売れるのは、1個当たり10円損する状況(買った金額より売る金額低い状況)で、赤字が発生します。このような赤字になる商品に対して、決算整理で「商品評価損」を計上することになります。
以上のように、商品の原価が正味売却価額より低くなったときに、商品評価損を計上することを「棚卸資産の低価法」といいます。
念のため、テキストの正味売却価額の定義を復習しておきましょう。