簿記2級になって急に難しくなった!
工業簿記がとにかく苦手!
原価差異を見るのも嫌になってきた!
原価差異の解き方が本を読んでもわからない!
どうやったら、時間内に解けるの?
できる人の解き方を後ろから見てみたい!
パブロフ簿記の著者が解いているビデオを見れば、一目瞭然。
簿記2級 工業簿記 原価差異の解き方ビデオ
<ポイント>
・まずは数字の入っていない状態の下書きが書けるようになる。
・下書きにどの数字を書き写して埋めていくのかを理解する。
・自分で書けるようになるまで、何度も練習する。
・実はワンパターンなので、短時間で満点が取りやすい。
<補足>
本問は標準原価計算の原価差異分析の問題です。標準原価計算の原価差異分析ができるようになれば、実際原価計算の予定単価を使った場合にも同じように分析を行うことができるようになります。製造間接費の予算額には、固定予算と変動予算の2種類がありますので、忘れた方はテキストで確認しましょう。
資料はオリジナル問題を利用しています。ダウンロードはこちら。
1.原価差異の問題
2.答案用紙
3.解答
4.ビデオの下書き
もっと練習したい方はこちらをお使いください♪
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集 2021年度版 |
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 総仕上げ問題集 2021年度版 |
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集 2021年度版 |
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集 2021年度版 |
19 Comments
昨年度試験失敗し、仕事が忙しかったので、今年最初の試験は受けずに11月再挑戦しようと思っています。
問題集は商業は今年買い直して、工業は昨年のものを使って再度勉強しています。
工業の差異なのですが、チャプター03の問題4の5番では実際発生額との差し引きする予定配賦額は製造間接費の計であるのに対して、同じくチャプター03の問題2の方では製造間接費の合計でなく年間予算を12で割ったものとなっていますが、どちらを使うべきかの上手い見分け方はあるものでしょうか?
総仕上げ問題集をお使いくださり、ありがとうございます。
製造間接費の「月間の予算額」と「予定配賦額」は違うものです。
用語を整理すると次のようになります。
・予定配賦率=予算額÷基準操業度
・予定配賦額=予定配賦率×実際操業度
・製造間接費配賦差異=予定配賦額-実際発生額
Ch3問題2のP.080のステップ4の図を見ると、月次予算229,500円、予定配賦額243,000円となっており、両者は違う金額です。ですので、予定配賦額は「年間予算を12で割ったもの」ではなく、月次予算が「年間予算を12で割ったもの」となっております。
工業簿記は基本が大切ですので、テキストCh5、Ch12-8~10を復習するのがオススメです。
ありがとうございます。
頂いたアドバイスを念頭に置いて、テキスト復習します。
よせだ先生、こんにちは。
パブロフくんと楽しく勉強しています。
11月の3級試験を受けましたが、おかげさまで合格していそうです。
現在は2級の勉強をしていますが、似たような用語が多すぎて混乱していました。
本日よせだ先生の解説動画を拝見して、非常にわかりやすく解説してくださり、
だんだん理解ができてきました。いつもありがとうございます。
質問なのですが、来年の2月受験には間に合わないかなと思っているのですが、
6月試験までに範囲改訂になることはあるのでしょうか?
簿記3級、合格おめでとうございます!
簿記2級は範囲が広く、内容も難しいので、なかなか大変ですよね。動画解説がお役に立てているようで嬉しいです♪
今のところ、日商から公表されている範囲改訂はありませんので、今お使いのテキストと総仕上げ問題集で学習すれば大丈夫です。
なお、簿記2級の試験傾向が変わってきているので、商業簿記のテキストと総仕上げ問題集は2月下旬に2020年度版を発売予定です。
ご返信ありがとうございます!
範囲改訂はないけれど、出題傾向が変わってきているのですね…。
2020年度版発売されるとのこと、おめでとうございます!
そちらを購入したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
変動費率をたずとき、固定費率と標準原価の製造間接費@円で、差し引くとこがわからない(涙)
シュラッター図の一番右、基準予算額で考えてみては?
A. 基準操業度 2,500時間
B. 固定費予算 4,000,000円
∴固定費率=@1,600円
C. 製造間接費 @2,300円
A×C = 基準製造間接費 = 2,500時間×@2,300円 = 5,750,000円
製造間接費=変動費+固定費
よって、変動費=製造間接費−固定費
↓
変動費=5,750,000円−4,000,000円=1,750,000円
この式の両辺を基準操業度の2,500時間で割る。
↓
変動費率=(5,750,000/2,500)−(4,000,000/2,500)=(1,750,000/2,500)
↓
変動費率=@2,300 − @1,600 = @700
私も受験予定の勉強中の者です。
ご理解の一助になれば幸いです。
標準原価の製造間接費は、変動費率と固定費率の合計です。下記のように、変動費率を求めることができます。
標準原価の製造間接費=変動費率+固定費率
↓
標準原価の製造間接費-固定費率=変動費率
パブロフ君と勉強しています。先生に質問です。製造間接費は年間予算を立てますが、なぜ直接材料費や労務費には予算を立てないのですか?
原価計算で学習する内容では扱いませんが、実際の会社では予算を立てます。試験範囲と実務の違いと考えましょう。
製造間接費の総差異とは、結局何と何の差異なのでしょうか?
差異分析の問題を解くことはできるし、答え合わせすれば総差異も含めてすべて正解できるのですが、総差異の意味がわからないので、自らの解答に確信がもてずにいます。
材料費の総差異は、数量差異と価格差異の合計で、かつ、それが標準原価で計算した当月消費額と実際原価で計算したそれとの差になるので検算可能なのですが(労務費も同様ですよね)、製造間接費の場合はどうやって確認すればいいかをご教示いただければと思います。
製造間接費の総差異は、予算差異、操業度差異、能率差異の3つの合計です。テキストP.303に書いてありますので、今のうちに復習しておきましょう。
お答えありがとうございました。
総差異がご指摘の3つの差異の合計ということは理解できるのですが、それは製造間接費の実際発生額と、何との差異なのかというのが私の質問の趣旨でした。わかりにくくてすみません。
いろいろ考えてきて、どうやら私自身、標準原価計算における標準配賦額、あるいは予定配賦の原価差異分析における予定配賦額をどこから読み取ればいいかが明確になっていないことがわかってきたので、その点についてご教示いただけるとありがたいです。
テキストP.305予算差異とは、P.306操業度差異とは、P.307能率差異とは、にそれぞれの定義と計算式が書いてあります。
ポイントとしては、標準配賦額(製造間接費から仕掛品に振り替える金額)、実際発生額の2つから製造間接費の総差異が出てきます。
製造間接費の場合、当期が始まる前に年間の予算額を設定しますので、予算額である予算許容額も出てきます。
①実際発生額、②予算許容額、③標準配賦額の3つの金額を使って、総差異を予算差異、能率差異、操業度差異にわけています。
◆予定配賦額の計算
予定配賦額=予定配賦率×実際操業度
◆標準配賦額の計算
標準配賦率×標準操業度=標準配賦額
こちらは、標準材料費や標準賃金と同じように計算します。ですが、これの計算式を覚えても差異分析が解けるようにはなりません。
下記の記事に書いてあるように、最低10回はシュラッター図を自分で書き、それぞれの差異の金額を計算できるように練習してみてください。
https://pboki.com/2kogyo/sch/sch.html
非常に詳細に解説いただき、ありがとうございました。
テキストの該当箇所のご説明と相まってしっかり理解できました。
解決したようでよかったです♪
原価差異の動画を見たのですが操業度差異は必ずマイナスではないのですか?
すべての原価差異はマイナス、プラスのどちらも発生します。操業度差異も同様です。
操業度差異とは、基準操業度と実際操業度の差から発生する差異です。
基準操業度は過去の経験から予想して今期は何時間稼働させるかを決定した数値です。
例えば、妖怪ウォッチのようにヒット商品が生まれた場合、作ったら作った分だけ販売できる状況になり、工場の稼働率を上げて生産量を高めます。
この場合、基準操業度より実際操業度が多くなり、操業度差異がプラス(有利差異)になります。
このような場合もありますので、操業度差異は必ずマイナスになる、と覚えない方がよいでしょう。