お兄さん、助けて~!
どうしたの?パブロフくん。
勘定科目の名前が長くて、手が痛いの。建物減価償却累計額とか売買目的有価証券とか、、、。
そんなときは勘定科目を省略して書くといいよ。
勘定科目の省略
答案用紙を記入する場合、問題で指定されている勘定科目名を使う必要があるので、省略することはできません。しかし、下書き用紙に仕訳を書く場合、採点されるわけではありませんので、勘定科目名を省略して書くことができます。
<著者が使っていた勘定科目の省略>
勘定科目 | 省略文字 | 備考 |
現金 | C | 英語Cash(現金)のC |
当座預金 | 当ヨ | |
売掛金 | 売× | |
買掛金 | 買× | |
受取手形 | 受手 | |
支払手形 | 支手 | |
売買目的有価証券 | 売買‐有 | |
満期保有目的債券 | 満期‐有 | |
貸倒引当金 | 貸引 | |
減価償却費 | 減 | 英語DepでもOK |
減価償却累計額 | 累 | 建累、備累、車累など |
有価証券評価損 | 有‐評価損 |
よく出てくる勘定科目だけ省略して書くだけで、グッと楽になります。休憩時間にオリジナルの省略文字を考えると楽しかったりします。
これは便利だね!
よく出てくる勘定科目は自分で省略文字を作るといいよ。
あと、もう一つあるの。パブロフ一生懸命勉強してるのに、2時間問題を解くと時間が足りなくなっちゃうの…
なるほどね。パブロフくんは、次の原因のどれかに当てはまらない?
簿記で時間が足りなくなる原因と対策
1.問題文を何度も読み返してしまう
問題文を何度も読まない。
→読んだ問題文は斜線で消す。大切な指示は問題文にマルをつけるか、下書き用紙に書き写す。
2.暗記不足で手が止まる
仕訳を覚えていない。
→まずは仕訳を覚えることから始める。理解するだけではなく、問題文を読んで自力で仕訳が書けるか確認する。
3.テキストで理解した内容を思い出すのに時間がかかる
問題の解き方を習得していない。テキストに書いてある理論や理屈を思い出して、その都度解き方を導き出す時間はない。
→問題の解き方を覚える。
→仕訳の場合、九九と同じ早さで仕訳を言えるレベルまで練習。仕訳はアプリで練習すると早くなる。
4.解き方がわからず手が止まる
内容を理解していても、どこから手を付けてよいか、どのような順番で手を動かせばよいかわからない。
→簿記検定では、解き方の手順を自分で確立する必要がある。
<解き方の無料動画>
5.わからない問題に時間をかけすぎてしまう
わからない問題、わからない仕訳にはチェックをつけてとばす。最後まで解いて、時間が余ったら戻って来る。
6.仕訳を書くのに時間がかかってしまう
省略文字を使って仕訳を書く。
全部当てはまる…
・・・(苦笑)
ど、ど、ど、どうしよう!
焦らず、1つ1つクリアしていけば、きっと時間内に解けるようになるよ!
よーし、やるぞやるぞ~♪
電卓を打つスピードは?右手左手?
電卓を打つスピードが遅くても大丈夫です。
また、どちらの手で打っても大丈夫です。正確に入力できる手がベストです。問題を解いているうちに自然にスピードアップします。
右手のメリット…パソコンのテンキーは右に配置があるので、仕事で使うときには右手で入力できた方が便利です。
左手のメリット…ペンを持ったまま電卓を入力できます。
8 Comments
アプリや問題集でお世話になっております。
損益計算書の空欄を埋める問題が出て、もし本番中時間が足りなくなった場合、損益計算書の下の方まで埋められなくても、売上原価の総計や売上総利益、販管費の総計等、右側まで含めて上から埋めていくのと、総計等右側は埋まっていなくても、一つでも多くの科目の金額を下まで埋めていくのとどちらに時間を使うべきでしょうか?右側の総計よりは、各科目の数字が得点の対象となることの方が多いでしょうか?
よろしくお願いいたします。
アプリ、総仕上げ問題集をお使いくださり、ありがとうございます。
一つでも多くの科目の金額を下まで埋めていく、こちらが正しい作戦です。各科目の数字が得点の対象となるためです。
ありがとうございます!!6/13の試験に向けてできることを頑張ります!
総仕上げ問題集2020年度版商業簿記2級を解いているのですが、例えばchapter6の財務諸表問題1を初見で40分で解こうとすると仕分けを書いて貸借対照表は埋めれるのですが損益計算表の下書きを書く時間がなく、売上総利益の解答を出す辺りが限界なのですがその他は諦めて部分点狙いでいくべきでしょうか?ワンポイントの優先部は解答できているのですが損益計算表の部分は時間が足りません。
受手 だと
受取手数料か受取手形か
わからなくなりませんか?
省略するのは、よく使う勘定科目だけにするのがオススメです。
あまり出てこない勘定科目は、省略せずに「受取手数料」と書いております。
頻度の高い受取手形を「受手」と書き、受取手数料は省略せずに書くことで、ミスを減らしています。
パブロフくん、こんにちは。第3版、総仕上げ問題集、電卓使いこなしbookで勉強中です。
参考で「仕事で使うときは、右手が便利」とあるのですが、パソコンのキーボードでの入力は確かにそうだと思います。しかし、簿記検定は、左手を使っている方か多いと聞きます。これから上の級を考えている場合、どちらの手で慣れていったらいいでしょうか?また、右利きの場合、左打ちで練習すれば、慣れるものでしょうか?
毎日、暑い日が続きますがご自愛ください。
コメントありがとうございます。
私も左手で使っていますが、会計士や税理士の方を見てみると右手で打っている方もいます。会計士や税理士でも打つのが遅い人も早い人もいます。皆さん、共通しているのは電卓を打つ正確さで、スピードは個人差が大きいです。電卓を打つのが不正確な方はいません。勉強を始める時は左手か右手か気にしていましたが、現在は正確に打てる方(利き手)で打つのが大切だと実感していますので、利き手がオススメです。