簿記(ぼき)って何?っていう方向けに簿記についてゼロから解説します。
第3回「簿記の流れ」
簿記の流れ
簿記の流れを知ることは、簿記の最終目的を知るうえでとても大切です。
簿記は次のような流れで作業を進めます。
①お店や会社で取引が発生したらメモします。
②メモは1日で消えてしまうのではなく、1週間、1か月、1年…と積み重ねます。
③多くのお店や会社では、期間を1年で区切り、1年間のメモをまとめて報告書を作ります。
簿記では、この報告書を決算書(けっさんしょ)といいます。
決算書にはさまざまな種類がありますが、一番代表的な決算書が財務諸表(ざいむしょひょう)です。
財務諸表は大きく損益計算書と貸借対照表の2つに分かれています。
損益計算書(そんえきけいさんしょ)
1年間でいくらもうかったかを表す
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
1年が終わったときにお店や会社にどれだけ財産があるかを表す
簿記では、取引のメモをまとめて、財務諸表を作ることが最終目的です。
財務諸表を見れば、会社が1年間どのような取引をして、会社にどれだけ財産があるかがわかります。
ゼロから簿記
第1回「お店の取引とは?」「簿記とは?」
第2回「なぜ簿記が大事といわれるか?」「簿記は社会人みんなに役立つ」
第3回「簿記の流れ」
第4回「取引をどのようにメモするか」「仕訳のしくみ」
第5回「仕訳から財務諸表へ」