日商簿記検定138回の出題予想(簿記3級と簿記2級 11月16日)

いよいよ、試験が近くなってきました。
過去の出題から考えて、どのような問題が出題されるのか、予想しました。
予想した分野だけしか勉強しないのではなく、苦手な分野があれば解けるようになっておくのが正しい学習法です。

 

日商簿記3級

第1問 仕訳(20点)
 1備品の期中売却
 2借入金の返済
 3店主分の固定資産税
 4仮払金の発生(旅費の概算払い)
 5給料の支払い(源泉徴収あり)

第2問 補助簿(10点)
・補助簿の選択問題
(類似の過去問 135回)

第3問 合計残高試算表(30点)
・二重仕訳が発生する問題(取引の項目別に分かれている問題)
・為替手形の仕訳に注意
(類似の過去問 133回)

第4問 伝票会計(10点)
・伝票会計の穴埋め
(類似の過去問 133回)

第5問 精算表(30点)

 

【補足】
その他、出題可能性が高いのは次のとおり。勘定の記入は解けるようにしておきましょう。

・第2問 補助簿の記入問題
・第4問 未払利息など、勘定の記入問題

 

日商簿記2級

商業簿記

第1問 仕訳(20点)
 1合併(株式を渡す場合)
 2不渡手形
 3未着品(荷為替の引き受け)
 4修繕費(資本的支出と収益的支出、修繕引当金)
 5割賦販売(回収基準)

第2問 特殊仕訳帳(20点)
(類似の過去問 129回)

第3問 精算表(20点)
・未渡小切手など、銀行勘定調整表に関する仕訳
・社債の償却原価法の仕訳
・期中取得の建物の減価償却費を分けて計算する

工業簿記

第4問 個別原価計算(20点)
・仕掛品勘定、売上原価勘定を記入する問題
(類似の過去問 128回)

第5問 直接原価計算(20点)
・損益分岐点売上、損益分岐点比率、安全余裕率の計算
・営業利益を達成する売上の計算
(類似の過去問 101回(古いのでテキストの問題を解けば大丈夫です))

 

【補足】
第2問の特殊仕訳帳は最近出ていません。実務上使われていないことを考慮して出題頻度を落としている可能性があるので、出ない可能性もあります。

その他、出題可能性が高いのは次のとおり。下記の論点も解けるようになっておきましょう。

<商業簿記>
・第1問 消費税の問題(税率改正の影響)
・第2問 社債の総合問題、特殊商品売買の総合問題
・第3問 本支店会計の問題(合併損益計算書と合併貸借対照表)

<工業簿記>
・第4問 本社工場会計の仕訳問題
・第5問 工程別総合原価計算(仕損あり)、等級別総合原価計算
・第5問 標準原価計算の差異分析

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2 Comments

  1. ゆるーく勉強中 on 2014年11月14日 at 21:39

    先生、製造原価、販売費、一般管理費を簡単に分類する方法はありませんか。

    • パブロフくん on 2014年11月16日 at 01:20

      正直、私もザックリとしか覚えていません。問題を解きながら、慣れていくのが一番早いと思います。
      答案用紙に勘定科目の大半が記入されていますので、分類を覚えていなくても失点は少ないです。