お兄さん、2022年4月から日商簿記の試験範囲が変わるの?
うん、そうだよ。日商簿記の試験で「収益認識基準」が適用されるようになるから、日商簿記検定の試験範囲が変わるんだ。このページでは日商簿記3級と2級の範囲改定について詳しく説明するね。
よろしくお願いします~♪
2022年度の試験範囲の改定【2月3日更新】
実務では2021年4月から「収益認識に関する会計基準(以下、収益認識基準という)」が施行されます。日商簿記3級と2級商業簿記では、2022年4月(2022年度)から試験で出題されるようになります。簿記3級と簿記2級に分けて内容を説明します。
参考 日商HP:https://www.kentei.ne.jp/35703
簿記3級の2022年度の範囲改定
売上諸掛 |
売上諸掛は、収益認識基準では売上の金額に影響を与えることになります。2021年度以前に学習した問題文と表現が変わり、仕訳の書き方も違いますので、注意が必要です。 解答: |
簿記3級の出題傾向の変化
2020年度から2021年度の簿記3級の試験の出題内容の変化を見てみると、次の①~⑦の通りです。試験傾向の変化はテキスト2022年度版、総仕上げ問題集2022年度版に反映済みですので、ご安心ください。
①難問が出題されにくくなった。
→過去問に出題されていたような難問が出題されにくくなり、基本的な問題が出題されることがほとんどです。一方で受験生が合格に必要とされる能力は次の通りです。
・基本的な仕訳は漏れなく書けること(第1問対策)
・総勘定元帳の問題が解けること(第2問対策)
・精算表と財務諸表の問題が解けること(第3問対策)
・時間内に早く解くこと、正確に解くこと(第2問、第3問対策)
第2問は補助簿の問題が出題されることも多いので、総勘定元帳に加えて、商品有高帳や固定資産台帳などの問題も事前に解いておくことが重要です。
②第1問の仕訳問題の出題される範囲が広くなった。
→テキストの仕訳(4コマ漫画の横に書いてある仕訳)や総仕上げ問題集の仕訳をバランスよく、漏れなく書けるようにしておくことが大切です。手軽に仕訳対策をしたい方は、仕訳の問題数が250問前後入っているパブロフ簿記3級のアプリもオススメです。
③伝票会計が第1問で出題されるようになった。
→2020年度までは第2問で出題されていた伝票会計が第1問の仕訳問題として出題されるようになりました。出題される内容は基本的なレベルなので、一部現金取引の伝票の2パターンの書き方と入金伝票、出金伝票、振替伝票をどのように書くのかを理解しておきましょう。
④第2問で理論問題が出題されにくくなった。
→2020年度では、紙の試験やネット試験で理論問題がよく出題されていましたが、2021年度以降は理論問題の出題が少なくなっています。総仕上げ問題集にはよく出る理論問題を収録していますが、重要度は少し下がっています。
⑤第2問は「総勘定元帳の問題」と「補助簿の問題」の2問がよく出題される
→総勘定元帳の問題、補助簿の問題がよく出題されます。苦手な受験生が多いので、たくさん問題を解いて書き方に慣れておきましょう。総仕上げ問題集2022年度版では、最近の試験でよく出題されている典型的な問題をたくさん収録しました。いろいろなパターンの問題に対応できるよう、事前に練習しておきましょう。
⑥2020年度以前より簿記3級の合格率が低くなった
→2020年度以前は制限時間が120分でしたが、2021年度以降は制限時間が60分になりました。制限時間が短くなったことで、問題を解くスピードが遅いと合格しにくくなっています。また、昔から言われていた「過去問を解けば合格できる」という勉強方法を信じてしまうと、出題形式が変更された「第1問の仕訳15問」に対応できません(第2問の出題傾向も変わっています)。
簿記3級の合格率が低くなったのは、2020年度から2021年度に行われた「試験時間の変更」や「出題傾向の変化」に対応できていない受験生が多いことが主な原因です。最新の情報にアップデートして、試験対策をすることが重要です。
一方で、2020年度以前のように難問や奇問が出題されなくなり、合格率が上下するような試験ではなくなっています。ちゃんと勉強すれば得点に繋がりやすい基本的な問題が出題されるようになり、学習がしやすくなっています。
⑦統一試験とネット試験の難易度の違い
どちらでもしっかり学習すれば合格できますが、受験した感覚では統一試験(紙の試験)よりネット試験の方が基本的な問題が出題されていると感じます。書籍やアプリの作成のため、統一試験もネット試験もかなりの回数受験していますが、統一試験は細かい仕訳や応用的な仕訳、過去に出題されていない新作問題の出題がされることが多い印象を受けています。
簿記2級の2022年度の範囲改定
売上諸掛 (簿記3級) |
簿記3級の内容ですが、簿記2級でも出題されますので、知っておきましょう。 売上諸掛は、収益認識基準では売上の金額に影響を与えることになります。2021年度以前に学習した問題文と表現が変わり、仕訳の書き方も違いますので、注意が必要です。 解答: |
収益認識基準 ※「テキスト」とは「パブロフ流でみんな合格日商簿記2級商業簿記テキスト&問題集2022年度版」を指しています |
収益認識基準では、「約束した財又はサービスの顧客への移転を当該財又はサービスと交換に企業が権利を得ると見込む対価の額で描写するように、収益を認識することである」と定義されています。 わかりやすく説明すると、収益である売上(商品やサービスの対価)の金額をより正確に計上しましょう、ということです。 収益認識基準では、契約と履行義務(商品やサービスを提供する約束)の2つが重要な用語として出てきます。契約によって、売上の金額や計上するタイミングに違いが出てきます。簿記2級では、収益認識基準のうち一部の範囲のみが出題されます。テキストや総仕上げ問題集に掲載されている内容を理解すれば十分です。 なお、簿記2級で出題される履行義務については、一つの取引で一つの履行義務の場合がほとんどです。ただし、複数の履行義務が出てくる場合(商品の売上とサービス業の役務収益)もあります。複数の履行義務はテキストP.056や総仕上げ問題集P.290に説明がありますので、気になる方は見てみてください。 |
契約資産 (テキストP.034) |
契約資産とは、会社が顧客に商品を販売し、代金を受け取る権利はあるが、債権を計上できない場合に使う勘定科目です。わかりやすく説明すると、商品を引渡したときに「売掛金」が計上できない場合に使います。今回は例題を使って簡単に説明します。詳しい説明はテキストP.034を見てみてください。 例題:当社は商品 X(200,000 円)と商品 Y(300,000 円)を東京株式会社へ販売する契約を締結するとともに、商品 Xを東京株式会社へ引き渡した。なお、代金は商品 Yを引き渡した後に請求する契約となっており、200,000 円についてはまだ顧客との契約から生じた債権となっていない。また、商品 Xの引き渡しと商品 Yの引き渡しは、それぞれ独立した履行義務として識別する。 解答: 解説:商品Xと商品Yの2つの商品を販売し、両方の引き渡しが完了した時点で、代金を請求する権利が生じるという契約が結ばれています。このため、商品Xを引き渡した時点では代金を請求することができず、「売掛金」を使うことができません。このような場合に「契約資産」を使います。 参考:商品Yを引き渡し、代金の請求書を送ったとき 商品売買の契約資産 テキストP.034 |
契約負債 (テキストP.036) |
契約負債とは、会社が顧客に商品やサービスを提供する前に、顧客から対価を受け取った場合に使う勘定科目です。これまで「前受金」を使って仕訳していました。 商品売買の契約負債 テキストP.036 |
売上割戻 返金負債 (テキストP.038) |
収益認識基準では、売上割戻は変動対価の一種として扱われます。変動対価とは、顧客と約束した対価のうち変動する可能性のある部分のことです。簿記2級の問題では報奨金(リベート)の支払いが主に出題され、返金負債を使って仕訳を行います。売上割戻の場合は契約負債ではなく、返金負債という勘定科目を使う点に注意が必要です。 例題:4月中にP社へ商品100個を1個あたり300円で販売した。P社との間には、4月~5月の間に商品を合計200個以上購入した場合に、この期間の販売額の1割をリベートとして支払う取り決めがある。 解答: 解説:商品の販売額30,000円のうち、リベートとして相手に支払う変動対価の部分3,000円は、返金負債に計上します。残り27,000円が売上となります。 |
商品保証引当金 製品保証引当金 (テキストP.224) |
商品の保証には、無料保証(品質保証)と有償保証(延長保証)の2種類があります。これまではすべて商品保証引当金として処理していましたが、2022年度以降の収益認識基準では、無料保証と有償保証の2つに分けて処理することになります。 ◆無料保証(品質保証) ◆有償保証(延長保証) なお、延長保証が実施されなかった場合、契約負債は翌々期の決算と翌々々期の決算で取り崩し、売上に計上することになります。 |
簿記2級の出題傾向の変化
2020年度から2021年度の簿記2級の試験の出題内容の変化を見てみると、次の①~⑦の通りです。試験傾向の変化はテキスト2022年度版、総仕上げ問題集2022年度版に反映済みですので、ご安心ください。
①難問が出題されにくくなった。
→過去問に出題されていたような難問が出題されにくくなり、基本的な問題が出題されることがほとんどです。一方で受験生が合格に必要とされる能力は次の通りです。
・商業簿記の基本的な仕訳は漏れなく書けること(第1問)
・連結会計が解けること(第2問対策)
・株主資本等変動計算書が書けること(第2問対策)
・固定資産、有価証券、商品売買の総合問題が解けること(第2問対策)
・財務諸表の問題が解けること(第3問対策)
・本支店会計の財務諸表、本店の損益の問題が解けること(第3問対策)
・工業簿記の仕訳を書けること(第4問(1)対策)
・個別原価計算、部門別計算、総合原価計算が解けること(第4問(2)対策)
・標準原価計算の原価差異分析が解けること(第5問対策)
・CVP分析、直接原価計算の損益計算書が解けること(第5問対策)
・時間内に早く解くこと、正確に解くこと
簿記2級は問題を解くスピードと時間が重要で、全体90分のうち工業簿記20~30分、商業簿記60~70分が時間配分の目安です。
②仕訳問題の出題される範囲が広く、配点が大きくなった。
→仕訳問題は商業簿記で20点、工業簿記で12点の合計32点の配点があります。簡単な仕訳から細かい仕訳(賞与引当金や保証債務など)も出題されています。対策としてはテキストの仕訳(4コマ漫画の横に書いてある仕訳)や総仕上げ問題集の仕訳をバランスよく、漏れなく書けるようにしておくことが大切です。手軽に仕訳対策をしたい方には、仕訳の問題数が商業340問前後、工業90問前後入っているパブロフ簿記2級のアプリがオススメです。
③第2問は連結会計か株主資本等変動計算書が出題されることが多い。
→第2問では連結会計(連結精算表、連結財務諸表)か個別財務諸表の株主資本等変動計算書が出題されることが多いです。もちろん、固定資産、有価証券、商品売買の総合問題が出題されることもあります。第2問対策の優先順位としては、まずは連結会計と株主資本等変動計算書の問題を何度も解くことが重要です。
なお、2020年度以前の過去問集に収録されている連結会計の問題は超難問、奇問ですので、受験生の平均点が2点/20点程度で解いても参考になりません。連結会計は、2021年度以降に出題されている基本的な問題が出題される可能性が高いので、ご注意ください。
④第2問で理論問題がほぼ出題されなくなった。
→2020年度までは、たまに理論問題が出題されていましたが、2021年度以降は理論問題の出題されなくなっています。総仕上げ問題集には理論問題を収録していますが、重要度はかなり下がっています。
⑤第3問は本支店会計も出題される
→第3問対策で個別財務諸表の貸借対照表、損益計算書が非常によく出題されています。受験生の中には本支店会計は出題されないから対策をしていない、という声も聴きますが、2021年度の試験でも、出題頻度は高くはありませんが出題されています。本支店会計は出ない、と思っていたら出題された…ということがないように、総仕上げ問題集の本支店会計の問題を解いておきましょう。
⑥第5問工業簿記で見慣れない問題が出題される
→2021年度以降の試験では、標準原価計算の原価差異分析やCVP分析、直接原価計算の損益計算書の問題で、2020年度以前には出題されていなかった「見慣れない問題」が出題されています。問題文の与えられ方や形式が変わっただけですが、受験生にとっては難しく感じる問題です。この点については、2021年度のネット試験や統一試験で出題されている新作問題の類題を総仕上げ問題集2022年度版に収録していますので、事前対策がしやすくなっています。
⑦統一試験とネット試験の難易度の違い
簿記3級ほど差はありませんが、統一試験(紙の試験)よりネット試験の方が基本的な問題が出題されていると感じます。書籍やアプリの作成のため、統一試験もネット試験もかなりの回数受験していますが、現状ではネット試験の方が解きやすい問題が多いです。ネット試験に比べて統一試験は細かい内容が出題されることが多い印象を受けています。
2021年度のテキストは使えるのか?
新しく勉強を始める人は2022年度版を買うのがオススメです。
すでに勉強をしている方(2021年度版で勉強している方)は、そのまま続けて構いません。範囲改定の箇所についてはこのページを参考にしてください。新しいテキストでの変更点についてはこのページにまとめましたので、個別に「古いテキストとどこが変わったのか?」というコメントには返信できませんのでご了承ください。2021年度版の特典のネット試験の模擬問題は2022年6月末で公開が終了しますので、ご注意ください。
なお、総仕上げ問題集については2022年度版を使って学習した方が最新の試験傾向が反映されていますので、的中率は高くなっています。
2022年度の試験形式
2021年度と同じく統一試験(年3回の紙の試験)、団体試験、ネット試験の3つの方法で受験ができます。
◆統一試験(年3回の紙の試験)
試験時間は3級60分、2級90分です。
◆団体試験
団体申し込みの試験は学校や会社単位で受験することができます。
試験時間は3級60分、2級90分です。
◆ネット試験(CBT試験)
受験会場で毎日実施されるCBT方式の試験です。申込日から3日後以降ならいつでも受験でき、何度でも受験することができます。試験時間は3級60分、2級90分です。
出題形式と内容
出題内容とポイントについて詳しく説明します。
<簿記3級>
・第1問と第3問の配点が大きいため、第1問と第3問対策が重要になります。
・第2問は勘定記入の問題がよく出題されますので、練習しておきましょう。
・決算整理後残高試算表は出題されますが、その他の試算表は出題可能性が低いです。
出題内容 | 総仕上げ問題集との対応 |
第1問 仕訳15問(45点) | Ch1 仕訳 |
第2問 (20点) (1)と(2)で合計2問が出題 ・補助簿の選択問題、記入問題 ・勘定記入の問題 ・理論問題の選択問題 ・伝票会計の穴埋め問題 |
Ch2 現金実査と貯蔵品の棚卸し、証ひょう Ch3 勘定の記入 Ch4 補助簿 Ch5伝票会計(伝票の穴埋め等) Ch6理論問題 |
第3問(35点) ・決算整理前残高試算表 ・精算表 ・財務諸表 |
Ch7 決算整理前残高試算表 Ch8 精算表 Ch9 財務諸表 |
<簿記2級>
・基本的な問題が素早く解けるかどうかが重要。難問対策は不要。
・第1問の仕訳問題は内容も横断的に出題されるため、テキストレベルの仕訳を漏れなくカバーしておくことが大切です。2022年度は収益認識基準の仕訳が出題されるので、必ず対策をしておく。
・第2問で連結会計が出題される可能性は50%以上と考えて、連結会計対策が必須。
・第4問(1)の対策として、工業簿記の仕訳対策が重要。出題パターンが決まっている簡単な問題で配点が12点もある。
・第5問で新傾向の問題が出題されているので、最新の書籍で対策をした方がよい。初めてみると解けないが、類題を解いていれば簡単な問題。
出題内容 | 総仕上げ問題集との対応 |
第1問 仕訳5問(20点) | Ch1 仕訳 |
第2問 (20点) ・株主資本等変動計算書 ・銀行勘定調整表 ・固定資産や有価証券の総合問題 ・連結精算表 ・連結財務諸表 |
Ch2 現金預金・商品売買 Ch3 固定資産・有価証券 Ch4 理論 Ch6 株主資本等変動計算書 Ch8 連結会計 |
第3問(20点) ・精算表 ・財務諸表 ・本支店会計 |
Ch5 精算表 Ch6 財務諸表 Ch7 本支店会計 |
第4問(1)(12点) 仕訳3問 ・費目別計算 ・本社工場会計 |
Ch1 仕訳 |
第4問(2)(16点) ・個別原価計算 ・部門別原価計算 ・製造原価報告書と損益計算書 ・総合原価計算 ・標準原価計算 |
Ch2 費目別計算 Ch3 部門別計算 Ch4 個別原価計算 Ch5 製造原価報告書・損益計算書 Ch6 総合原価計算 Ch7 工程別総合原価計算 Ch8 組別総合原価計算 Ch9 等級別総合原価計算 Ch10 標準原価計算 |
第5問(12点) ・標準原価計算の原価差異分析 ・直接原価計算のCVP分析 ・直接原価計算の損益計算書 |
Ch10 標準原価計算の原価差異分析 Ch11 直接原価計算 |
2022年度の学習の注意点
2022年度は、収益認識基準による商品売買の仕訳が変わり、ネット試験や統一試験が導入されて1年が経過したことで出題傾向が判明しました。これから学習を始める方・試験範囲変更の理解に不安のある方は、新傾向に対応した2022年度版の書籍を使うことが重要です。
また、2020年度までの試験と違い、現在実施されている試験は試験時間・出題形式・問題の難易度が大きく変わったことから、過去問を解く学習はオススメしません。これまで日商簿記の学習方法は「テキストを読み終わったら過去問を解く」と言われていましたが、試験時間が変わったので新試験時間に対応している問題で練習しましょう。さらに、過去問はじっくり考えさせるレベルの高い問題が多かったですが、今後はレベルの高い問題よりも標準的な問題が出題されるので、テキストや基本的な問題集をしっかり学習して「全範囲について標準的な問題を確実に得点できる」ことを目指しましょう。
●第1問は、テキストで出てくる取引の仕訳がランダムで出題される。取引の流れと仕訳を漏れなく理解し、書けるようになることが大切。
●第2問~第5問は、総仕上げ問題集で対策を行う。総仕上げ問題集の問題と似たような問題が出る(総仕上げ問題集は新試験の傾向を反映済み)。
●ネット試験を受験する人は、テキストと総仕上げ問題集に付いているネット試験の模擬問題を活用する(ネット試験の模擬問題はネット試験の出題傾向を反映済み)。
2022年度のパブロフのテキスト
2022年度の統一試験(紙の試験)、団体試験、ネット試験に対応した書籍は次のものです。
テキスト&問題集は、テキストの内容から作成したネット試験の模擬問題1回分付き。
総仕上げ問題集はネット試験の模擬問題2回分付き。簿記2級は工業と商業で内容が異なるので、4回分解くことができます。
▼Amazon限定セット
※セット販売は、2月22日発売です。
簿記3級テキストと総仕上げ問題集
限定セット販売(特典付箋付き)
商業簿記テキストと総仕上げ問題集
限定セット販売(特典付箋付き)
工業簿記テキストと総仕上げ問題集
限定セット販売(特典付箋付き)
▼書籍一覧
2022年度のパブロフのアプリ
パブロフ簿記アプリの2022年度版へのアップデートは2022年3月中を予定しています。有料版につきましては、2021年度版をご購入の方は無料で2022年度版へアップデートできます。
32 Comments
いつもお世話になっております。
質問なのですが
2022版簿記2級ネット模擬試験第1回の第4問(2)について、
第一工程の、両者負担の平均法の場合の
仕損品の加工数量の負担について、?でわからない為
月初当月の加工数量が100+3850+?になっているのですが
加工費を出す計算では?を除き3950個で割ってあるのgはなぜなのでしょうか。
総仕上げ問題集をお使いくださり、ありがとうございます。
2023年度版への更新作業に時間を要したため返信が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
■加工費の計算について
本問は発生点不明のため両者負担となります。つまり、合計から仕損を差し引いてから、月末仕掛品の計算を行います。
合計(3,950+?)-仕損?=3,950
テキストCh12-04仕損③ 発生点が不明の場合に詳しく説明がございますので、お持ちでしたら復習してみてください。
よせだ先生
こんにちは。
先日ネット試験を受けてきたのですが、勉強時間が足りなかったのか
不完全なまま受けてしまい不合格となりました。
今度は完璧な状態に仕上げて2023年度に挑もうと思うのですが
2023年度版のテキストと問題集で備えたほうがいいでしょうか?
現在持ってるのは2022年度版のテキストと問題集です。
また問題集(ネット模擬試験)ですが最近パソコンを変えたのですが
Chrome bookでもネット試験できるのでしょうか。
お忙しい中申し訳ありませんがご回答宜しくお願いいたします。
テキストをお使いくださり、ありがとうございます。
2023年度版への更新作業に時間を要したため返信が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
2022年度版のテキストと総仕上げ問題集をお使い頂いて問題ございません。
ネット試験ついてはChromebookでの動作は確認しておりませんが、Google Chromeのブラウザで動作することは確認しておりますので、恐らく動作はするかと思います。
2022年度 総仕上げ問題集の工業簿記の模擬試験第一回の第二問のP312ページ、返金負債について伺いしたいのですが、
リベートの達成した場合に売掛金を直接減額をせず、未払金を立てて処理しているのですが、売掛金で処理してはいけないのでしょうか?具体な処理方法が問題に書いてない時どのように判断すればよいのかご教示頂ければ幸いです。
総仕上げ問題集をお使いくださり、ありがとうございます。
収益認識基準の適用により、売上割戻の会計処理が変わりました。
1.問題文に「リベートは同社の売掛金から直接減額する」と指示があれば、売掛金を減額します。指示がない場合は、売掛金を減額しません。
2.問題文に「リベートを現金で支払った」と指示があれば、現金を減らします。
3.問題文に「リベートを支払った」と書いていない場合、まだリベートを支払っていませんので、未払金を使います。
日商簿記が公表しているサンプル問題では、2か3の仕訳の例題が明示されていますので、総仕上げ問題集でも2か3の処理の出題をしております。
お疲れ様です。
テストセンターで簿記2級受けてきました。
パブロフ簿記の教材のおかげで合格しました。
ありがとうございます。
下記配点
1問;20
2問;18
3問;16
4問;28
5問;12
合格おめでとうございます!
素晴らしい得点ですね。日々の勉強の成果であることは間違いありません。
嬉しいコメント、ありがとうございました!
来月、統一試験の受験を控えているものです。
問題集4種類をそれぞれ5周しました。
5周もしましたのでほとんど90点以上はとれるようになりましたが本番でうまくいくか不安です。
本番直前までどのように過ごせばよろしいでしょうか?
総仕上げ問題集をお使いくださり、ありがとうございます。
全分野、満遍なく解けるようになっているようですので、合格ラインを超えているのは間違いありません。
全体的に漏れがないかを確認するため、テキストに書いてある取引の流れと仕訳を確認すること、豆知識の内容を確認すること、総仕上げ問題集の仕訳問題をすべて解けるようにしておくことがオススメです。
試験時間内に解く練習として、購入特典のネット試験の模擬試験で実力を試してみると良いと思います。
合格を応援しています!
こんにちは。
去年の初めに簿記二級を受けようと思い、2021年度版の総仕上げ問題集と、
工業簿記のテキスト問題集第3版、
商業簿記のテキスト問題集第6版
を買いました。
去年は受けられず、今年改めて1から勉強しようと思うのですが、上記の書籍で勉強することは可能でしょうか?
それとも情報が古く、苦労することになりますか?
不躾な質問ではありますが、ご回答いただけましたら幸いです。
コメントありがとうございます。
テキストの内容は8割程度は変わっていませんが、一部はご自身で学習する必要が出てきます。また、総仕上げ問題集は2021年度版ですので、合格点は取れる内容になっていると思います。
<補足>
2021年度から試験時間や試験内容が変わったため、古いテキストでは新傾向の部分はカバーできません。
工業簿記については、第4問で仕訳問題が必ず出題されるように変更されたため、工業簿記テキストの構成も変更し、仕訳の部分を重視した内容に変えております。
商業簿記については、2022年度から収益認識基準など新しい内容が出題されますので、この部分をご自身で学習することとなります。
総仕上げ問題集の2022年度版は、2021年度の実際の試験内容を反映させていますので、実際の試験により近い内容となっております。
なお、総仕上げ問題集2021年度版の読者特典のネット試験の模擬問題は2022年度6月末で終了しており、特典が利用できない点、ご了承ください。
費用は掛かりますが、変更点などを調べる手間を考えますと2022年度版を買い直した方が効率的な学習が進められるので、オススメです。
よせだ先生、パブロフくん、こんにちは。
本日、簿記2級のネット試験を受けて無事に合格いたしました。
思えば、定年後の再就職に少しでも有利になればと昨年の8月に57才にして簿記3級の勉強を始め、10月に取得いたしました。
そのあと、すぐにパブロフ流の商業と工業のテキストと総仕上げ問題集を合計4冊買いこんで、今度は簿記2級の勉強を始めました。
さすがに若いころのようにはなかなか勉強が進まず、学習したことも翌日には忘れている始末。。。
商業簿記のテキストと本試験問題集を一通り学習したころには翌年の1月末になっていました。
2月になって工業簿記のテキストと総仕上げ問題集を勉強し始め、こちらも一通り学習したころには3月ももう終わりになっていました。
ほんとは3月末までに受験したかったのですが、その時点ではまず落ちると思ったので、4月に受験することにし、2022年度の商業簿記総仕上げ問題集を追加で購入いたしました。
4月に入ってからは、2021年度の商業および簿記総仕上げ問題集と2022年度の商業簿記総仕上げ問題集の、それぞれ模試を合計6回分、90分の時間を計りながら何回も解きました。
また、ネット試験を受けようと思っていましたので、ネットの模擬試験もやりました。
4月中旬からは、不安になったので、他社の問題集も買って勉強しましたが、難解な問題が多く、しかも解説を読んでもよくわからないところもあったので、結局パブロフ総仕上げ問題集に立ち返り、最後はひたすらそれを繰り返し勉強していました。
いろいろと問題集をやりましたが、やっぱりパブロフ流テキストと総仕上げ問題集の解説は群を抜いてわかりやすく、かなり秀逸だと思います。
特に、問3の貸借対照表や損益計算書の問題では、仕訳がわかっても、それをどの部分に足したらいいのかがわかりにくかったりしたのですが、総仕上げ問題集では、必ず最後に表のどの数字を当てはめるかを記載してくれていたので、これがすごく助かりました。
苦手意識のあった連結会計も、よせだ先生のタイムテーブルの説明のおかげで何回かやるうちにだんだんわかるようになってきました。
今回、試験に連結会計が出ましたが、逆に喜んだくらいです。
勉強を始めてから7か月。勉強時間も500時間を超えていましたが、なんとか諦めずに続けてきてほんとによかったです。
素晴らしいテキストと問題集に出会えてすごく助かりました。
これからも、益々のご活躍をお祈りしております。
ありがとうございました。
合格おめでとうございます。
テキストと総仕上げ問題集がお役に立ったようで嬉しいです♪
簿記の学習は日々の積み重ねが重要ですが、簿記2級は範囲も広くすべての範囲を学習するだけで大変ですよね。今回の合格は北野さんが日々勉強を続けてきた成果です。勉強頑張ってよかったですね。
問題の解き方は手順が決まっているので、どこの手順ができていないのか、を把握することが実力アップに重要だと思い、解き方を細かく説明しておりまして、そう言って頂けて有難いです。
嬉しいコメントありがとうございました!
初めまして。質問なのですが、既に簿記2級の勉強をしており3月中に受験予定だったのですが、予約が取れず2021年度範囲中の受験が出来ません。
4月からの収益認識基準は、仕訳をしっかり学べばテキストなどを買い直ししなくてもカバー出来ますでしょうか?
また、改訂により問2.3も2021年度と問題形式が変わるのでしょうか?
質問が多くてすみません( ; ; )
範囲改定の部分をご自身で仕訳を確認すれば大丈夫だと思います。
商品売買、サービス業、外貨建て取引の前受金が契約負債になること、売上割戻などが新しく論点になることなど、2022年度版のテキストなどを書店で立ち読みして概要を理解すれば十分です。
よせだ先生
いつもお世話になっております!
本日より2022年度版の総仕上げ問題集が届き、始まります!それまでは、テキストや動画、問題練習をやっていました。
4月30日にネット試験申込み済みですが、正直働きながらの勉強で、まだまだ自信がありません泣 これから問題集に取組むとなると、ネット試験をもう少し伸ばした方が良いのでしょうか? どのように進めていったら良いか、もし良いお考えがあれば、アドバイスよろしくお願い致します。
※インスタにも同じ質問をしてしまいました。重複申し訳ございません。
※追記します(^^;
やはり、この問題集にちゃんと取り組みたいですし、4周はしないと、、と思うのですが、、そうなると、1か月伸ばして、5/末あたりがベストなのかな?とも思えても来ました。やはり受けるからには、万全でいきたいですよね!
インスタの方に返信しましたので、ご覧ください♪
よせだ先生
お世話になっております。
2021年度版の商・工のテキスト、問題集、アプリ 以上6点にて勉強を進めて参りましたが、今後の試験のトライ時期が2022年度に入ってしまうことで質問させて頂きます。
試験範囲改定を拝見したところ、商業簿記についてはテキスト・問題集ともに買い直しする予定ですが、
工業簿記は試験範囲は2021年度テキスト・問題集でそのまま対応可能でしょうか。
宜しくお願い致します。
テキストをお使いくださり、ありがとうございます。
今勉強を進めているのでしたら、工業簿記のテキスト・問題集は2021年度版を使って頂いて問題ございません。
なお、書籍の2021年度版の特典のネット試験の模擬問題は2022年6月で公開が終了しますので、ご注意ください。
2級の受験を考えており、2021年度のテキスト、問題集を買ったのですが3月までの受験が間に合いません。両方買い直す必要ありますでしょうか。
テキストをお使いくださり、ありがとうございます。
勉強の進み具合によりますが、ある程度学習が進んでいるようでしたら、今お使いの書籍を使っても大丈夫です。収益認識基準の部分についてはご自身で学習すれば十分です。
もし学習がまだ進んでいないようでしたら2022年度版の書籍を買い直して、ゼロからスタートするのがオススメです。2022年度版の方が最新の試験の出題傾向にあった内容になっているためです。また、収益認識基準の問題も収録していますので、安心して学習が進めることができます。
なお、書籍の2021年度版の特典のネット試験の模擬問題は2022年6月で公開が終了しますので、ご注意ください。
コロナの関係で簿記3級の2022年の4月にネット受験しようとしたら、その日は受験できず、5月に受験しようと考えております。2021年の11月のペーパー試験に落ちてしまい悔しいです。
2021年度の過去問題集、予想問題集、テキストがありますが、テキスト等は買い直すのがベストでしょうか。
コメントありがとうございます。
簿記3級でしたら、範囲改定の影響は少ないですので2021年度のテキストを利用して学習しても大丈夫です。
コメント失礼します。
2022年4月に簿記3級のネット受験を行う予定ですが、出題範囲の変更について本日知りました…
「収益認識基準」による簿記3級の変更は、売上諸掛りで相手先負担分を売掛金に含める場合がある点、という認識で良いのでしょうか…
いろいろな記事を探しましたが、いまいち理解が追いつかず…
来月試験受けれるのか不安になっています。
何卒ご教示の程、よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
収益認識基準にって、売上諸掛に相手負担、当社負担という概念がなくなり、売上諸掛を含めた金額で売上を計上することになります。不安でしたら書店で2022年度版対応のテキストを立ち読みしてみるといいかもしれません。
ご返信いただきありがとうございます!
本屋で改訂版のテキストを読み、納得しました!
知らなければ解けなかったです。
ご回答いただき大変ありがとうございました。
コメント失礼します。
2022年6月に簿記二級を受験予定です。
授業もあるため、時間確保が難しく、商業簿記は製造業会計を捨てて、連結会計や精算表、財務諸表対策を優先したいと思っているのですが、大丈夫でしょうか?今年の3月から二級の勉強を始めて、商業、工業共にテキストを一周し、現在は苦手分野を復習しています。質問に答えて頂けると幸いです。宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。
6月の試験までできる限り総仕上げ問題集を中心に問題を解くことが大切です。実際の試験レベルの問題をたくさん解きましょう。
2021年版のテキスト購入し、
コロナ、妊娠で2022年受験できず、2023年に受験を考えてます
まだ、きれいな状態で全然読めてないのですが、収益認識に関する会計基準というのが、2022年から加わっていうる?ということで、2021年版はそれは反映されていないのでしょうか
テキストをお使いくださり、ありがとうございます。
日商からの収益認識に関する出題範囲の具体的な内容の公表が2021年度下旬だったため、テキストの2021年度版に反映されておりません。
テキストの2022年度版から反映されております。