Q 連結会計のところで前期の損益勘定が利益剰余金期首に振替られるのが理解できないのですが、なぜ利益剰余金になるのですか?

A 費用と収益の損益勘定への振り替えを思い出してみましょう。費用と収益は、損益勘定に振り替え、その後、繰越利益剰余金に振り替えます。つまり、過去の費用と収益は、前期末の繰越利益剰余金に含まれています。

ここまでを理解してから、前期の費用と収益の勘定科目が出た場合、連結修正仕訳の開始仕訳では「利益剰余金期首残高」に書き換えるのかを考えます。

過去の費用と収益を連結修正仕訳で修正する場合、前期末の繰越利益剰余金(これは期首の繰越利益剰余金と同じ)を修正することになります。連結会計では、細かい勘定科目ではなく繰越利益剰余金ではなく、連結貸借対照表の表示科目である利益剰余金を使います。

前期の収益は、前期末の繰越利益剰余金(利益剰余金)に含まれている。
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前期の収益を減らす仕訳を書くと、前期末の繰越利益剰余金(利益剰余金)が減ることになる。
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前期末の繰越利益剰余金は、当期首の繰越利益剰余金である。
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連結会計では、貸借対照表の勘定科目を使うので、利益剰余金(利益剰余金期首残高※)を使う。

※厳密には、利益剰余金期首残高という勘定科目はありません(連結貸借対照表の勘定科目、利益剰余金が正しいです)。ただし、連結株主資本等変動計算書を記入するときに、「利益剰余金期首残高」が出てくるため、連結修正仕訳では「利益剰余金期首残高」という勘定科目を使って、わかりやすいように工夫しているのです。

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