Q 過去問を解いたほうが良いですか?

A 数年前まで、日商簿記検定に合格するには過去問を解くことが必須と言われていました。試験の言い回しやパターンに慣れ、2時間で解く練習が必要だからです。

しかし、簿記2級は2016年から2018年にかけて、簿記3級は2019年に試験範囲の大幅な改正がなされ、過去問と試験範囲が変わってしまっています

したがって現在は、テキストでの学習を終えた後は問題集で学習するのが最善の学習方法ではないかと思います。問題集も、単元ごとに学習することも必要ですし、2時間問題を解くことも必要です。2時間問題が入っていない問題集をお使いの場合は、予想問題など、2時間問題を購入するなどして学習することをオススメします。

なお、私も以前はテキスト+過去問で学習するのを推進していましたが、現状をふまえ、総仕上げ問題集を執筆しました。総仕上げ問題集には「個別の単元の問題」と「模擬問題」を掲載しました。

「個別の単元の問題」では、試算表、連結会計など、苦手な分野を克服するための学習をすることができます。

「模擬問題」は、過去問や、日商から公表されている新範囲のサンプル問題をもとに作成しています。出題可能性、難易度を考慮して問題を作成しました。2時間で5問という試験と同じ形式です。

パブロフ簿記の総仕上げ問題集