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2級工業簿記サマリー

テーマ: 日商簿記2級工業簿記

日商簿記2級とは

 日商簿記3級では、お店で商品を買ったり売ったりする取引をどのように記録するか学ぶ「商業簿記」が試験範囲です。一方、日商簿記2級では「商業簿記」の試験範囲が増え、さらに「工業簿記」が試験範囲になります。工業簿記とは、工場で使われる簿記のことをいいます。

 日商簿記2級を取得すると大学の推薦入試に有利です。また、求人で日商簿記2級を条件にしている会社もあり、就職・転職に有利です。

 

日商簿記2級試験概要

試験科目

商業簿記

制限時間

2時間

合格基準

70%以上

受験料

4,630円(税込)

 

日商簿記2級学習方法

 日商簿記2級の合格率は20~50%程度。一般に約300時間の学習で合格できると言われています。日商簿記2級は、日商簿記3級に比べて非常に難易度が高くなっています。高校や大学で簿記を学んだことがある人、実務で簿記を使っている人は、3級を取得せず2級からの学習でもよいかもしれませんが、簿記を始めて学習する人はまず、日商簿記3級を受験するのが早道です。

 というのも、日商簿記2級のテキストや専門学校の2級講座は、3級の知識がすでにあるものとして説明がなされるからです。どうしても日商簿記2級を短期間に取得しなければいけない人は、独学の場合、3級のテキストをまず学習して2級の学習を始めるとよいでしょう。また、専門学校や通信講座に申し込む場合、「3級2級コース」のような、基礎から2級レベルまでしっかり教えてくれるコースを申し込むのがよいかもしれません。

 商業簿記と工業簿記、どちらから学習を始めるかは、好きな方でかまいません。工業簿記に飽きたら商業簿記を学ぶ、というように交互に進めてもよいでしょう。

 

日商簿記2級工業簿記学習方法

 「テキストを読んで理解→練習問題を自力で解いてみる→わからなければテキストに戻る」を繰り返し、2回転ほどした後に「過去問題や予想問題を自力で解いてみる」のが基本的な学習の流れです。

 工業簿記は、体系的に理解することが合格への近道です。たとえば「総合原価計算で減損が途中発生の場合」「総合原価計算で減損が終点発生の場合」「総合原価計算で減損が発生店不明の場合」それぞれ、問題文にどのような指示があり、下書き用紙にどのように書き、どのように計算すればよいか体系的に理解し解けるようになることが必要です。

 

本ブログの使い方

 本ブログでは、受験生が学習する中でつまずきやすい論点や、解き方に工夫がいる論点に焦点を当てて解説しています。「わからないことがある」「もっと早く正確に解ける方法が知りたい」場合に活用していただけますと幸いです。

 

もくじ

簿記2級工業簿記サマリー

簿記2級工業簿記 Q&A

仕訳のルール

原価の直接・間接の分け方

未払賃金勘定

原価差異分析まとめ

シュラッター図

直接原価計算

CVP分析

本社工場会計

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コメント (25)
  • パブロフくん より:

    Q&Aページに質問して頂けますと返信しやすいです。
    このページのコメントは見落としてしまうことがあります。

  • kao より:

    初めまして。
    テキストで分からないところがあり、質問させて頂きましたm(_ _)m
    373ページの、本社で製品1,000円(原価)を、1,500円で売り上げ、代金を掛けとした。
    という問題ですが、工場の仕訳(本社1,000円/製品1,000円)は計上する必要が無いということですか?
    宜しくお願い致しますm(_ _)m

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      ③で工場から本社へ製品を送っていますので、本社に製品が保管されています。本社で保管されている製品を販売したので、本社で製品から売上原価に振り替える仕訳を行いますが、工場の製品は関係ありません。そのため、工場での仕訳は不要になります。

      販売した製品が工場にあるのか、本社にあるのかを考えると理解がスムーズです。

  • ウィリー より:

    こんばんは!
    144回3級の試験が予想より簡単で、自己採点の結果も良さそうなので3級の復習が終わり次第2級の勉強をしたいと考えていますが、145会の試験と予定が被っており、受験出来ません。146回以降の2級試験は範囲の変更がある上に内容も増えるので4〜6ヶ月の期間を要すると伺いました。現在の第2版商業簿記のテキストをしばらく使って新範囲に対応したものが出たらそちらに切り替えるか、範囲の変わらない工業簿記から勉強するかで悩んでいます。今から勉強すれば半年以上の猶予があるのでぜひ早いうちから始めたいのですがどうするのがよろしいでしょうか。

  • みや より:

    お世話になっております。
    現在簿記2級工業 の勉強をしているのですが、アプリの内容と今度発売する書籍の内容に違いはあるのでしょうか。また違いがあるのであればどのような違いがあるのか教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      書籍とアプリの内容は違います。書籍は全範囲を丁寧に解説しています。
      アプリはテキストを学習した人が使うもので、テキストをコンパクトにまとめた内容です。
      まずは書籍(テキスト)を学習するのがオススメです。

  • ラファ より:

    大変お忙しい中恐縮です。いつでも結構ですので教えてください。
    P85の問題4の3で、全ての製造指図書に共通の900時間が間接労務費なので製造間接費になるのはわかるのですが、その1,350,000円はどのように配賦されているのでしょうか?5の#1#2の製造費用を求める際の製造間接費(4で求めている製造間接費)に含まれているのでしょうか?

    • パブロフくん より:

      すいません、返信が遅くなりました。
      問題文3のすべての製造指図書に共通の900時間は製造間接費の実際発生額の一部として、製造間接費勘定の借方に記入されます。
      問題文5で、製品に配賦計算をしています。こちらは予定配賦額を使います。

      製造間接費勘定を書くと次のようになります。
            製造間接費勘定
      (借方)材料費の実際発生額(貸方)予定配賦額
          労務費の実際発生額
          経費の実際発生額

      問題文3で発生した1,350,000は実際発生額に含まれています。製品への配賦は予定配賦額を使っていますのが、1,350,000全額が製品に配賦されたのか、製造間接費差異として残ったのかは不明です(本問では、材料費や経費から製造間接費がいくら発生したのか書いていませんので、原価差異分析ができません)。

  • ラファ より:

    いつも教えて頂きありがとうございます。総仕上げ問題集のP029、問題4について教えてください。解説のとおりステップ1でBOX図をかくのはわかるのですが、直接工と間接工のBOX図でつまづいてしまいます。左側に当月支払、当月未払、右上に前月未払、そして右下を求める、というように、自分で導けないのです。材料のように、月初から始まり投入、完成、月末と覚えてしまっているからわからないのだと思います。P018の問題2でも、BOX図を理解できず、結局、線表で解かないとわかりませんでした。BOX図自体が間違っていては全く意味がなく、理解の低さを実感しています。どのような考え方でBOX図を作っていけばいいのか教えて頂けないでしょうか?臨機応変にBOX図を作れないとどんな問題も解けないと凹んでいます。ちなみに私の間違ったBOX図は、直接工、間接工ともに、左上に前月未払高、左下に当月支払高、右上を空欄にして、右下当月未払高で差額で右上を求めて、さらにその値を使って解こうとしていました。BOX図自体の考え方を含めて教えて頂きたく、どうぞよろしくお願いします。

    • パブロフくん より:

      わかります、私もよく間違えます。分かりにくいですよね。
      BOX図で解かなくても線表で解ければ大丈夫ですよ。私も線表で解いています。
      理解のためにBOX図が具体的にどのようになっているのか、説明します。

      <賃金・給料のBOX図について>
      材料と仕掛品は資産の勘定なので、月初を左上に書く(資産の残高が残っているので左側に書く)のは感覚的にわかると思います。

      一方、賃金・給料は費用の勘定科目でして、BOX図の作り方が違います。P029の直接工の賃金で説明します。当月の直接工の賃金に関する仕訳は次の5つです。

      ①月初:再振替仕訳
       未払費用13,000 / 賃金・給料13,000

      ②給料日:賃金の支払いの仕訳
       賃金・給料130,000 / 現金130,000

      ④月末:当月の消費額を仕掛品へ振替
       仕掛品132,000 / 賃金・給料132,000

      ⑤月末:決算整理仕訳
       賃金・給料15,000 / 未払費用15,000

      上記の「賃金・給料」を集めてくるとP30の直接工のBOX図になります。わからなくなったときは、⑤の決算整理仕訳を書くと、左下が「月末の未払い」とわかるはずです。

      BOX図は仕訳の勘定科目と対応していますので、わからなくなったときは、テキストの仕訳に戻るといいかもしれません。

      <参考>簿記3級で学習する総勘定元帳の記入
      BOX図は総勘定元帳と同じです。資産や負債などの「貸借対照表の勘定科目」と収益と費用の「損益計算書の勘定科目」で記帳の方法が違います。材料は、資産なので、繰越があります。材料BOXの左上は「前月繰越」が記入されます(繰越は仕訳を書きません)。一方、賃金・給料は費用ですので、繰越はありません。賃金・給料の右上は「未払費用の再振替仕訳」が記入されます。似たようなBOX図ですが、意味が違うのです。この内容は覚える必要はありません。総勘定元帳の書き方が苦手でしたら、一度簿記3級に戻って元帳の書き方を練習してみてもいいかもしれません。

      <問題を解くとき>
      賃金・給料(労務費)はBOX図が違うので、わからなくなったときは、仕訳を書く。仕訳の「賃金・給料」と同じ側にBOX図の金額を書けば大丈夫、と覚えておけばいいでしょう。

      こちらで大丈夫でしょうか。

      • ラファ より:

        お忙しい中、このようにご親切に教えて頂き本当に感謝です。ありがとうございます。私は経理部門への異動を希望したいと考えており、去年の6月から簿記を勉強し(通信講座)、前回の11月の3級試験で合格し、現在、目標の2級を目指しています。パブロフくんの簿記に出会ったのは、3級勉強中のモチベーションが下がった時や、試験前試験後のこちらのブログに励まれたのがきっかけです。そして、6月の新範囲での2級合格を目指そうと決めた時に、パブロフくんのテキストや問題集で頑張ってみようと決めました。
        先生のおっしゃる通り、総勘定元帳、苦手です。まずはそこをしっかり復習してみようと思います。また、BOX図は、資産である材料や仕掛品とは違う!賃金・給料は費用だからBOX図の書き方が違う!とはっきり教えてくださったことで、なんとなく自分自身が理解できそうな感覚になってきました。頭を整理しながら、また総勘定元帳の復習もしてみて、もう一度あらためて解いて練習してみようと思います。また仕訳ですが、実は書いてみていたのですが、仕訳自体も間違っていました。やはりそこも理解が甘かったです。
        頑張ります!本当にありがとうございました。

        • パブロフくん より:

          ポイントがつかめたようで良かったです。
          6月に2級を合格して経理に移動できるといいですね。
          苦手な内容を克服すれば自然と実力が伸びますので、引き続き頑張ってください♪

  • ラファ より:

    6月の2級合格を目指し、工業簿記から勉強し始め、テキスト2巡目の練習問題でわからない事がでてきました。(なぜか1巡目のときは正解していたのですが(-.-)
    P216の仕掛品勘定で、加工費の値を出すのに、P221の解説では、第一工程加工費と第二工程加工費を合計しています。でも、原料費は第一工程の当月投入額のみなのに…とつまづき、きっと根本的なところで理解があやふやなんだと思います。どうぞよろしくお願いします。

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      P.217答案用紙の総合原価計算表は第1工程と第2工程が分けて書いてありますが、答案用紙の仕掛品勘定は第1工程と第2工程が合算したものです。合算した仕掛品勘定と判断できる理由は次の通りです。

      ①仕掛品の月初有高1,054,100が、第1工程の仕掛品636,100と第2工程の仕掛品418,000の合計額表しているため、合算していることがわかる。

      ②第2工程の完成品である製品Yと半製品である製品Tが仕掛品勘定の右側(借方)に記載されており、第1工程と第2工程の両方から発生する製品が合わせて書いてあるので、合算していることがわかる。

      ③仕掛品(第1工程)、仕掛品(第2工程)と分かれていないため。また、分かれていた場合、仕掛品(第2工程)の左側(貸方)に前工程費5,850,000と書かれているはずで、答案用紙は記載がないので、合算していることがわかる。

      以上となります。理由①の月初仕掛品の金額で判断するのが簡単です。
      工程別の仕掛品勘定は合算している場合と、分かれている場合の両方があると考えていただければ大丈夫です。答案用紙の形式に合わせて、臨機応変に対応してください♪
      こちらで大丈夫でしょうか。

      • ラファ より:

        詳しく教えて頂き本当にありがとうございます。臨機応変…性格的にも頭が固くて苦手ですが、なるべく決めつけずに考えて解いていけるように練習します。合算している理由は教えて頂いたとおりとてもよくわかったのですが、原材料は第一工程のみでよいのですね…そこに未だにモヤモヤしてしまいます。しつこくて申し訳ありませんが、なぜ原材料は第一工程のみなのか解説頂けないでしょうか?よろしくお願いします。

        • パブロフくん より:

          問題文の注に「原料はすべて第1工程の始点で投入される」と指示がありますので、その通りになっております。原料は第1工程だけでしか投入されないので、合算されても第1工程分しか計上されません。
          なお、第2工程は、原料の使い投入はなく、「前工程費」ですので、原料費として扱うことにはなりません。
          工業簿記は必要な条件は必ず問題文に明記されていますので、悩んだときの手掛かりになります。
          こちらで大丈夫でしょうか。

          • ラファ より:

            とてもよくわかりました!第二工程では原料費 ではなく、前工程費。そして原料は全て第一工程の始点。もう一度問題文を読み、また、テキストの工程別の解き方を読み直してみてスッキリしました。本当にありがとうございます!
            問題文をきちんと読むように気をつけたいと思います。
            2/16に新範囲に対応された商業簿記のテキスト発売されるのですね!2月中に工業簿記の理解をもっと深めるようにしていき、商業簿記の学習も始めていきたいと思います。
            またよろしくお願いいたします。

            • パブロフくん より:

              ご理解いただけたようでよかったです。
              2級の勉強、頑張ってください♪

  • ラファ より:

    6月の簿記2級試験を目指しているため、工業簿記から勉強中の者です。テキストの中で質問があります。
    P302の練習問題の損益計算書で、月初製品有高800,000と、月末製品有高600,000の導き方がわかりません。どうぞ宜しくお願いします。

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      P.302の練習問題の資料1.棚卸し資産有高に製品の月初有高、月末有高が明記されていますので、そのまま書き写すだけです。
      ご確認の程、よろしくお願い致します。

    • ラファ より:

      お忙しい中教えて頂きありがとうございます。完全に見落としていました。今、テキスト一巡目で毎日やっと理解したかな…の繰り返しです。2巡して、総問題集に入ろうと思います。これからもよろしくお願いします!

      • パブロフくん より:

        繰り返していくうちに、グッと実力が上がるので大丈夫ですよ♪
        2月の試験、合格を応援しています♪

  • みやよ より:

    こんにちは!
    11月の試験で、簿記2級を受検しようと思っています。
    今回もパブロフ流のテキストを購入しようと思っているのですが(3級の時にはお世話になりました(^-^))、
    通常の書籍版と、電子書籍版は、どちらがオススメでしょうか?
    持ち運びしやすい電子書籍版を考えてはいるのですが…。

    • パブロフくん より:

      ご自身の使いやすい方を選んで頂ければ、と思います。内容は変わりませんのでご安心ください。
      個人的には書籍版の方が見開きで見やすいのでオススメです。
      電子書籍版はアマゾンでセールしているときもありますので狙ってもいいかもしれません。

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