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直接原価計算は3つのポイントをおさえる

テーマ: 直接原価計算

パブロフくんお兄さーん、直接原価計算って、直接原価計算って、、、。

お兄さんえ?え?え?

パブロフくんちんぷんかんぷん。

お兄さん…うん、伝わってきた。

お兄さん直接原価計算は、3つのポイントだけ押さえておけばいいよ!

パブロフくん教えて~!

 

直接原価計算のポイント①

変動費と固定費に分けること

変動費とは、作ったり売ったりすることに伴って発生する費用のこと。
固定費とは、何個作ったり売ったりしても関係なく、固定でかかる費用のこと。

直接原価計算の損益計算書の特徴は次のとおりです。

・変動費は売れた分だけ計上する
・固定費は発生した分すべて計上する

 05_07_画像01

直接原価計算のポイント②

固定費調整

直接原価計算で出した営業利益は、会社が正式に公表する利益として認められていません。直接原価計算は、会社内で原価や利益を管理するための原価計算なのです。

そこで必要になるのが、固定費調整です。
固定費調整をすることにより、直接原価計算で出した営業利益を全部原価計算の営業利益に組み替えることができます。

上述した損益計算書で営業利益が違っていたのは、★部分が影響しています。
直接原価計算の損益計算書では「固定費は発生した分全部」計上されてしまうので、「固定費も売れた分だけ計上」する全部原価計算とズレてしまうのです。

05_07_直接原価計算1

★製造間接費(固定費)の期首と期末の部分
仕掛品の期首0+製品の期首100=100
仕掛品の期末100+製品の期末800=900

直接原価計算の営業利益に★を調整すると、全部原価計算の営業利益に合います。

直接原価計算の営業利益  3,500
+期末仕掛品・製品の固定費 900
-期首仕掛品・製品の固定費 100
=全部原価計算の営業利益 4,300

ちなみに、この固定費調整、
全=直+末-首(ぜんちょくまっしゅ)
で暗記すると便利です!!

 

直接原価計算のポイント③

CVP分析

→CVP分析についての記事はコチラ

 

問題を解いてみよう

<問題>日商簿記 第117回 第5

05_07_画像02

<解答>

05_07_画像03

※「おまけ」は、もし「固定費調整を行いなさい」と指示があった場合の解答。

<解き方>

 05_07_画像04

 05_07_画像05

 ※「おまけ」は、もし「固定費調整を行いなさい」と指示があった場合の解き方。

 

パブロフくんなるほど~。「変動費と固定費」と「ぜんちょくまっしゅ」と「CVP分析」がポイントなんだね!!

お兄さんそうだよ。直接原価計算は出題可能性が低いけど、この優先順位で、できる範囲で勉強するといいと思うよ。

① 変動費と固定費を分け、直接原価計算の損益計算書が書けること

CVP分析ができること

③ 直接原価計算と全部原価計算2つのフローを書いて固定費調整ができること

パブロフくんパブロフ、できる限り頑張る!

問題集Chapter11-06について

こちらのページにBOX図を書きましたので、ご参照ください。

関連ページ

CVP分析① 基礎編

CVP分析② 実戦編

CVP分析③ 過去問の解説 第124回

CVP分析④ 過去問の解説 第117回

CVP分析⑤ 営業利益率を使う場合

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コメント (26)
  • もも より:

    すいません。
    画像の文字を何回も打ち直しても、エラーがでてきてしまうので、名前をkにして質問してしまいました。
    下の「もも」で、返信お願いします

  • k より:

    こんにちは。
    「工業簿記総仕上げ問題集」の252ページのステップ1の配賦差異の計算式で、質問です。

    借方差異なので売上原価に加算する。の下の計算式
    4,700円/個x1,728個(加工費の予定配賦額)となっていますが、1,728個とは251ページの
    3.実際生産量と販売量の製品生産量1,728個を、掛け算したものなのでしょうか?

    また、同じく252ページ配賦差異2,100円/個x1,728個(実際発生額(変動加工費))の1,728個も251ページの
    3.実際生産量と販売量の製品生産量の1,728個を、掛け算したものなのでしょうか?
    回答お願いします。

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      個別の質問については26日までに返信しますので、お待ち頂けますと幸いです。

  • もも より:

    こんにちは。
    「工業簿記総仕上げ問題集」の252ページのステップ1の配賦差異の計算式で、質問です。

    借方差異なので売上原価に加算する。の下の計算式
    4,700円/個x1,728個(加工費の予定配賦額)となっていますが、1,728個とは251ページの
    3.実際生産量と販売量の製品生産量1,728個を、掛け算したものなのでしょうか?

    また、同じく252ページ配賦差異2,100円/個x1,728個(実際発生額(変動加工費))の1,728個も251ページの
    3.実際生産量と販売量の製品生産量の1,728個を、掛け算したものなのでしょうか?
    下の質問と合わせて、回答お願いします。

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      個別の質問については26日までに返信しますので、お待ち頂けますと幸いです。

  • もも より:

    おはようございます。

    質問です。
    「工業簿記テキスト&問題集第2版」の365ページについてです。

    「ステップ2 直接原価計算の加工費(固定費)だけのBOX図を書く。」とありますが、仕掛品BOX図、期首50個と期末150個の値段が、なぜ0円なのですか。

    同様に、製品BOX図、期首100個と期末200個もなぜ0円なのでしょうか?
    364ページの例題からどの様に365ページの仕掛品、製品の期首、期末の値段(0円)を、読み取っていけばよいのですか。
    回答お願いします。

    • パブロフくん より:

      コメントありがとうございます。
      個別の質問については26日までに返信しますので、お待ち頂けますと幸いです。

  • そら豆 より:

    お世話になります。255ページテキストにありますが原価差異は製造原価の予定配賦額と期間総額の差から生じるというのが、いまいちわかりません。期間総額の差というのは何ですか?
    また、製造間接費の予定配賦額は生産量を使って とありますが、このページに補足説明がありましたが、これも意味がわかりませんでした。足りない私でもわかるように説明をして頂けたら嬉しいです。

    • パブロフくん より:

      期間総額というのは、実際発生額4,000,000円のことです。
      製造間接費の原価差異がどこから発生するのか、はご理解頂いていますか?

      • そら豆 より:

        ありがとうございます。期間総額とは実際発生額のことなんですね。どこでは発生するかですが、生産量と書いてあったと思います。

        • パブロフくん より:

          生産量とは完成品の数量の事で、今回は仕掛品がないので、生産量=月初0+投入-月末0、つまり、生産量=投入量になります。
          投入量×予定配賦率=予定配賦額、と計算しています。予定配賦額と実際発生額の差額から原価差異が発生しています。

  • ゆう より:

    いつもお世話になっております。
    試験まであと一週間だというのに、何回解いても全部原価計算の損益計算書が自力で解けません。
    他の方から11.6の問題の質問があり、図入りの細かい説明がありましたが、第2期、第3期に関しても同じような説明をしていただけないでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

    • パブロフくん より:

      本文に追加しました。
      ご自身で図を書きながら、確かめてください♪

      • ゆう より:

        早速、解説いただきありがとうございます。
        仕掛品の今月投入は予定配賦額を使うのですね。
        実際の固定製造間接費の400万を使って計算してしまい、2200個で割れない・・と困っていました。
        予定額を使ったり、実際額を使ったり・・・どういうときに使い分けるのか、まだ理解できていないようです。
        解説を参考に、全部原価計算の損益計算書を自力で解けるようがんばります。
        ありがとうございました。

        • パブロフくん より:

          ご理解頂けたようで良かったです。
          予定配賦か実際配賦か、問題文に必ず書いてあります。
          本問でも問題文の3行目に「製造間接費は予定配賦しており」と指示がございますので、問題文を飛ばさずに読む事が大切です。

          全部原価計算は、総合原価計算と同じと考えて解くと苦手意識が生まれにくいかもしれません。

  • さっち より:

    こんばんは。パブロフくんテキスト・総仕上げ集にはいつもお世話になっています。現在11月の2級試験へ勉強中です。

    もしお時間があればお聞きしたいのですが・・・

    日商簿記2級工業簿記・総仕上げ集のP254の直接原価計算と全部原価計算の損益計算書を作成する問題で、
    全部原価計算の、「売上原価」「原価差異」についてです。

    通常「売上原価」は予算配賦額を記入し、「原価差異」に実際配賦額との差額を記入するイメージだったので、
    (第1期)
    売上原価:1800円×2000個(正常生産量)+4,000,000=7,600,000
    原価差異:7,600,000-(1800円+2000円)×1800個=760,000
    と書いてしまいました。
    解説を読むと逆のようで、何故なのかが分かりません(泣)
    「原価差異は製造原価(固定費)の予定配賦額と期間総額の差」という解説の意味は分かるのですが、
    どうして予定配賦額-実際配賦額=原価差異という流れではないのか理解できなくて、教えていただけませんか?

    とんちんかんな質問でしたらすいません。
    テキストに戻った方が良ければそうおっしゃってください。

    • パブロフくん より:

      質問ありがとうございます。
      原価差異の扱い、難しいですよね。
      さっちさんの言うように、「売上原価」は予算配賦額を記入し、「原価差異」に実際配賦額との差額を記入する、で正しいです。
      ただ、全部原価計算の売上原価の計算方法と原価差異の計算方法が間違っています。

      BOX図を使って説明した方がわかりやすいと思いましたので、記事の本文の最後に説明を追加しました。
      こちらで大丈夫でしょうか。

      • さっち より:

        早速のご回答ありがとうございます。
        しかも本文に図まで載せて頂き、とても分かりやすいです。
        問題文の形式に慣れていないというのもありますが、①変動費と②固定費に分けて考える事と、生産量と販売量をごっちゃにしない事、が出来ていなかったようで、それがすっきりしました。
        「全部原価計算の損益計算書の問題を解く場合、仕掛品BOXと製品BOXの両方を書くと間違えにくいです。」
        →これでChapter11-07の問題も理解できました。

        まだ試験まで時間があるので、直接原価計算が苦手じゃなくなるように何度も解いて慣れたいと思います。
        ありがとうございます!

        • パブロフくん より:

          ご理解頂けたようで良かったです。
          またわからないときはお聞きください♪
          11月の試験合格を応援しています!

  • 豆っちょ より:

    損益計算書を作成するときに、原価差異が発生している場合の、足し引きの法則が分かりません。
    借方差異なら引くのかと思っていましたが、問題集をやっていると、そうでもないようで…。
    「こういうときには足す」という法則があるのでしたら、教えてください。

    • パブロフくん より:

      損益計算書を作成するときの原価差異の計算は、ワンパターンで決まっています。
      お手持ちのテキストでご確認ください。

  • 豆っちょ より:

    私が使っているテキストで「直接原価計算と全部原価計算の損益計算書を作成しなさい」という問題があるのですが、難しすぎてサッパリわかりません。
    そちらに内容を送って質問する方法があれば、教えてください。よろしくお願いします。

    • パブロフくん より:

      お使いのテキストの内容がわからない場合には、出版社にメールやFAXなどで質問を送れば
      著者の方から返答して頂けると思いますので、一度試してみては如何でしょうか。

  • 豆っちょ より:

    星マーク部分の100円や800円は、どうやって算出したのですか?もう直接原価計算はちんぷんかんぷん過ぎて、本試験に出ない事だけを祈っています…。

    • パブロフくん より:

      この数値は説明のための例として使っていますので、★マークは算出できません。
      例えば、こういう情報が必要です。
      期首仕掛品0個、当月投入210個、当月完成品190個、月末仕掛品20個(加工進捗度50%)

      ・当月投入の加工換算量 完成品190+月末仕掛品20×50%=200個
      ・月末仕掛品の計算 投入額2,000円÷投入数200個×月末仕掛品10個=100円

      このように計算すれば出てきます。

      固定費調整についてはテキストに戻って、初めから学習された方が早いかもしれません。
      パブロフ流のテキストP332~338
      パブロフ流の総仕上げ問題集P251~266

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