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平成28年6月以降の日商簿記2級の出題範囲の改定について

テーマ:試験範囲の改正

平成28年(2016年)6月以降、日商簿記2級商業簿記の出題範囲が大幅に変更されます(商工会議所より発表)。別の試験に生まれ変わるレベルで変わります。このページは今後も、最新情報が入り次第、更新します。

・平成29年度の受験生の方は、平成29年度改定のページをご参照ください。
・工業簿記の範囲改定はありません。

1.平成28年(2016年)6月の改定

どこが変わったのか、詳しく知りたい人は次の表を参考にしてください。

    平成28年(2016年)6月試験からの試験範囲
    範囲から削除された内容

<変更前の出題範囲>
■商品売買
■売上原価
■手形
■当座預金の銀行勘定調整表
■固定資産
■有価証券
・売買目的有価証券
・満期保有目的債券
■引当金
■純資産
■税金
■その他の論点
■精算表
■財務諸表
■本支店会計

<平成28年6月試験から追加>
■ Ch01 費用・収益の認識基準
■ Ch02 商品売買・サービス業
・Ch02-03 クレジット売掛金
・Ch02-04 役務収益・役務費用
■ Ch03 売上原価
・Ch03-02 販売のつど売上原価に振り替える方法
■ Ch04 手形
・Ch04-05 電子記録債権・電子記録債務
■ Ch06 固定資産
・Ch06-03 固定資産の割賦購入
・Ch06-16 ソフトウェア
■ Ch07 有価証券
・Ch07-07 子会社株式・関連会社株式
・Ch07-08 その他有価証券
■ Ch08 引当金

■社債
■繰延資産
■手形
・為替手形
・荷為替手形
・割引手形の保証
・裏書手形の保証
■特殊商品売買
・予約販売
・未着品
・委託買付・受託買付

・Ch08-02 貸倒引当金の一括評価と個別評価
・Ch08-03 貸倒引当金の表示
・Ch08-04 返品調整引当金
・Ch08-08 賞与引当金
■ Ch09 純資産
・Ch09-01 純資産とは(評価・換算差額等)
・Ch09-06 株主資本の計数の変動
■ Ch11 その他の論点
・Ch11-03 のれん・負ののれん発生益
■ Ch12 簿記全体の流れ
・Ch12-02 月次決算

・委託販売・受託販売
・割賦販売
・試用販売
■本支店会計
・期末日 未達取引
・内部利益
■伝票会計
■特殊仕訳帳

 

 

 

2.平成29年(2017年)6月以降の改定

今回の範囲改定は、平成28年(2016年)6月、平成29年(2017年)6月、平成30年(2018年)6月の3回にわたり段階的に行われます。平成29年(2017年)6月以降、変更がある主な論点は次のとおりです。特に連結会計が入った意義は大きく、経理実務に役立つ内容になりました。

平成29年度のテキストはこちらをお使いください。

<新しく出題される論点>
・リース取引
・外貨建取引
・税効果会計
・圧縮記帳
・連結会計(11月以降に出題)

なお、連結会計については、2017年11月以降の試験で出題されるようになりました。
平成29年6月試験を受験する方の勉強方法にまとめましたので、参考にしてください。

■詳細な変更点は次のとおりです。 (商工会議所の出題区分表を基に作成)
<平成28年2月20日更新>
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3.今後の学習期間はどうなるの?

学習内容のボリュームが大幅に増え、難易度も高まりますので、学習期間も長くなると予想されます。

<学習期間の目安>
過去の2級 2~3か月
今後の2級 4~6か月

 

4.何故変わったの?

簿記検定は経理で働くときに役立つ資格、ということでしたが、現在の試験内容と経理実務の内容に大きなズレが生じていました。

最近は手書きで帳簿を記帳する会社は少なくなり、会計ソフトで仕訳を入力すれば帳簿の記帳は自動に作成される状況です。
また、日本の会計基準が国際会計基準に準拠するように、ここ十年で会計基準が大幅に変更されました。
支店ではなく子会社を持つ会社が増え、連結会計が重要になっています。
海外への進出や外国での取引も進み、円だけでなく、外貨ベースでの取引も増えています。

このような時代の移り変わりに対応するために、抜本的に範囲を改定したのだと思われます。

 

5.旧テキストと総仕上げ問題集は買い替えが必要

新しい範囲はかつての簿記1級の内容なので、しっかりと取引を理解する必要があります。このため、旧テキストと総仕上げ問題集では対策ができません。平成29年6月以降の試験を受験する方は、最新のテキストで勉強してください。

 

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