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日商簿記3級 Q&Aコーナー

テーマ:簿記3級 Q&A

このページでは、簿記を受験する方や読者の方がお兄さんに質問できます。
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他出版社発行の書籍などの質問に関してはお受けできないことがございますのでご了承ください。

質問一覧 

Q1 ケアレスミスが多くて困っています。何か対策はありますか。

Q2 過去問を解くと、時間が足りなくなるのですが、、、。

Q3 仕訳から総勘定元帳の記入するときに、勘定科目が反対になり、混乱します。わかりやすい書き方を教えてください。

Q4 試算表の解き方がわかりにくいので、T字勘定を使って解いても大丈夫ですか。

Q5 次回の簿記3級の合格率はどれくらいでしょうか。

Q6 パブロフくんが、腰に巻いているのは、何なのでしょうか。気になってしまい、勉強が手につきません。

Q7 売上原価を仕入勘定と売上原価勘定で計算する場合の違いが分かりません。

Q8 仕訳の問題で、借方と貸方に同じ勘定科目がある場合、合算するのでしょうか?別々に書いておくのでしょうか?

Q9 経過勘定科目が借方、貸方のどちらになるのか混同します。また、経過勘定が見越なのか?繰延なのか?わからなくなります。

Q10 仕訳の問題で、たとえば借方に「現金100」「売掛金200」と書く場合、「売掛金200」「現金100」という順番で書いてもいいでしょうか。

Q11 引出金は資産ですか?純資産ですか?

Q12 貸倒引当金は資産ですか?負債ですか?

Q13 減価償却累計額は資産ですか?負債ですか?

Q14 同じツケ取引なのに、売掛金を使ったり未収金を使ったりするのがわかりません。

Q15 同じツケ取引なのに、買掛金を使ったり未払金を使ったりするのがわかりません。

Q16 記帳についてのところで、仕訳帳を始めとしてさまざまな帳簿が出てきますが、合計線と月が変わったときの二重線を引く位置が覚えられません。また、繰越を書くもの、書かないもの、合計を書くもの、書かないもの…などなど、混乱してしまっています。

Q17 為替手形や有価証券の時価評価の出題はないのでしょうか?

Q18 問題文に勘定科目の指定がない場合、例えば減価償却費を備品減価償却費と書いても間違いではないのでしょうか?


 

質問
Q1 ケアレスミスが多くて困っています。何か対策はありますか。

解答
A1 ケアレスミスは対策によって克服できます。簿記受験生や税理士・公認会計士受験生が行っているケアレスミス対策をまとめておきましたので、こちらをご参照ください。

① ケアレスミス対策のページへ
② ミスノートの作り方のページへ

 

 

質問
Q2 過去問を解くと、時間が足りなくなるのですが、、、。 

解答
A2 過去問の数をたくさん解くことが近道です。まずは15回分を解いてください。

また、問題文を何度も読まない、電卓を何度も叩かない、わからない問題は飛ばすのがコツです。

試験中に仕訳がパッと思い出せない場合は、パブロフ流の練習問題やパブロフ簿記アプリを利用して、仕訳を徹底的に鍛えましょう。

 

 

質問
Q3 仕訳から総勘定元帳の記入するときに、勘定科目が反対になり、混乱します。わかりやすい書き方を教えてください。

解答
A3 総勘定元帳やT字勘定の記入の流れをまとめました。こちらをご参照ください。

初めてのT字勘定(総勘定元帳)の書き方講座

 

 

質問
Q4 試算表の解き方がわかりにくいので、T字勘定を使って解いても大丈夫ですか。

解答
A4 T字勘定を使って解いても、問題ありません。お好きな解き方で大丈夫です。

パブロフ流でT字勘定を使っていない理由は、①仕訳は数値の増減に過ぎないことが感覚的に理解できること、②簿記2級、1級、会計士試験等、ステップアップを見越していることからです。

簿記2級の本支店会計、簿記1級習う連結会計などは、T字勘定を書くよりパブロフ流で解く方がわかりやすいので、得意になりたい方には、パブロフ流をオススメしています。

 

 

質問
Q5 次回の簿記3級の合格率はどれくらいでしょうか。

解答A5 過去の合格率の推移表を作成しました。こちらをご覧ください。

トップページの下部 合格率の推移

 

 

質問
Q6 パブロフくんが、腰に巻いているのは、何なのでしょうか。気になってしまい、勉強が手につきません。 

解答
A6 パブロフくんが腰に巻いているのは、エプロンです。

 

 

質問
Q7 売上原価を仕入勘定と売上原価勘定で計算する場合の違いが分かりません。 

解答
A7 「パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級」P.182の設例を使って説明します。便宜上、両者を同じ数値例で解説します。

例:次の取引について決算整理仕訳しなさい。
期首商品棚卸高¥27,200、当期商品仕入高¥972,000、期末商品棚卸高¥31,900である。

①売上原価を仕入勘定で計算する場合
テキストP.224にありますように、簿記では期中に「仕訳」を行い、期末に「決算整理仕訳」を行います。
売上原価を求める仕訳をするのは「決算整理仕訳」です。
ですので本問では、期中すでに
 仕入 972,000 / 現金など 972,000
の仕訳はなされています。
そこで、決算整理仕訳です。
 仕入 27,200 / 繰越商品 27,200
 繰越商品 31,900 / 仕入 31,900
を行うと、仕入勘定はどうなっているでしょうか?
 972,00027,20031,900=967,300
仕入勘定には、左側に967,300残っています。これが売上原価の金額になっています。

②売上原価を売上原価勘定で計算する場合
期中すでに
 仕入 972,000 / 現金など 972,000
の仕訳はなされています。
決算整理仕訳で
 売上原価 27,200 / 繰越商品 27,200
 繰越商品 31,900 / 売上原価 31,900
 売上原価 972,000 / 仕入 972,000
を行うと、仕入勘定はどうなっているでしょうか?
 972,000972,000=0
となり、仕入勘定には何も残っていません。
それでは、売上原価勘定はどうなっているでしょうか?
 27,20031,900972,000=967,300
売上原価勘定には、左側に967,300残っています。この数字、①で求めた数字と同じですね。

 

 

質問
Q8 仕訳の問題で、借方と貸方に同じ勘定科目がある場合、合算するのでしょうか?別々に書いておくのでしょうか? 

解答
A8 「同じ日」に発生した「同じ取引」であれば合算するのが簿記試験の慣習です。

ただし、「同じ取引」かどうか見極めるのが難しい場合、合算しなくても試験で不正解とされることはないと思います。

 

 

質問
Q9 経過勘定科目が借方、貸方のどちらになるのか混同します。また、経過勘定が見越なのか?繰延なのか?わからなくなります。 

解答
A9 私は経過勘定科目について、借方、貸方どっちがどちらか覚えていません。仕訳を書くときに、残っている側に書いています。コツは、費用と収益を先に書くことです。 

【頭で考えていること】
支払利息が後払いなので、来期に支払う
 ↓
一部が当期の支払利息。でも、まだ仕訳はされていないので、仕訳する。
 支払利息 /
 ↓
支払利息(費用)の経過勘定なので、●●費用。
→あとで払うので、期末日は未払いの状態。
→未払費用とわかる。
 支払利息 /未払費用

繰延、見越という単語は気にせず、実際にどういう状況(未払なのか、前払いなのか)を考えれば、パッとわかると思います。借方か貸方か、は仕訳を書く順番で空いた側に書く、と覚えるレベルで大丈夫です。

「わかる方から、書いていったら、仕訳が完成している」のが、一番楽な仕訳の書き方です。この方法なら暗記する必要はありません。 

また、見越と繰延については

~を「」りのべた→前払費用・前受収益(どちらも「」がつく)
~を「」こした→未払費用・未収収益(どちらも「」がつく)

なので 「」「」の「」「」 と覚えるとよいです。

 

 

質問
Q10 仕訳の問題で、たとえば借方に「現金100」「売掛金200」と書く場合、「売掛金200」「現金100」という順番で書いてもいいでしょうか。 

解答
A10 同じ借方でしたら、「売掛金200」「現金100」という順番で書いても大丈夫です。勘定科目名と金額が合っていれば、順番はどちらでも問題ありません。下記の【仕訳1】でも【仕訳2】でも正解となります。

【仕訳1】
売掛金200/売上300
現金100

【仕訳の例2】
現金100 /売上300
売掛金200

 

 

質問
Q11 引出金は資産ですか?純資産ですか? 

解答
A11 引出金は「資本金(純資産)のマイナス」の性質を持つ勘定科目です。

ただし、仕訳を書くうえでは、「資産」として扱うと仕訳が書きやすいと思います。

 

 

質問
Q12 貸倒引当金は資産ですか?負債ですか?

 

解答
A12 貸倒引当金は「資産のマイナス」の性質を持つ勘定科目です。
ただし、仕訳を書くうえでは、「負債」として扱うと仕訳が書きやすいと思います。
また、貸借対照表での表示は「資産のマイナス」として記載することになっています。

●仕訳、残高試算表、精算表 → 負債と同じように扱う。

●貸借対照表 → 資産のマイナスとして記載する様式が決まっている。

 

 

質問
Q13 減価償却累計額は資産ですか?負債ですか?

 

解答
A13 減価償却累計額は「資産のマイナス」の性質を持つ勘定科目です。
ただし、仕訳を書くうえでは、「負債」として扱うと仕訳が書きやすいと思います。
また、貸借対照表での表示は「資産のマイナス」として記載することになっています。

●仕訳、残高試算表、精算表 → 負債と同じように扱う。

●貸借対照表 → 資産のマイナスとして記載する様式が決まっている。

 

 

質問
Q14 同じツケ取引なのに、売掛金を使ったり未収入金を使ったりするのがわかりません。 

解答
A14 「売掛金」「未収入金」「未収収益」の違いは次のとおりです。

売掛金
本来の営業取引において、取引より後にお金をもらう場合。
例:材木屋が材木を売る 

未収入金(未収金)
本来の営業取引以外で、取引より後にお金をもらう場合。
非継続的な取引・債権が確定している場合に使うのが未収金。
有価証券、固定資産の売却など、一度きりの取引で使う。
例:材木屋が売買目的有価証券を売る 

未収収益
本来の営業取引以外で、取引より後にお金をもらう場合。
継続的な取引・債権が確定していない場合に使うのが未収収益。
受取利息、受取家賃など、契約期間が決まっている取引で使う。
例:材木屋が家賃をもらう

 

 

質問
Q15 同じツケ取引なのに、買掛金を使ったり未払金を使ったりするのがわかりません。 

解答
A15 「買掛金」「未払金」「未払費用」の違いは次のとおりです。

買掛金
本来の営業取引において、取引より後にお金を払う場合。
例:材木屋が材木を買う。

未払金
本来の営業取引以外で、取引より後にお金を払う場合。
非継続的な取引・債務が確定している場合に使うのが未払金。
有価証券、固定資産の購入など、一度きりの取引で使う。
例:材木屋が備品を買う。

未払費用
本来の営業取引以外で、取引より後にお金を払う場合。
継続的な取引・債務が確定していない場合に使うのが未払費用。
支払利息、支払家賃など、契約期間が決まっている取引で使う。
例:材木屋が利息を払う

 

 

質問
Q16 記帳についてのところで、仕訳帳を始めとしてさまざまな帳簿が出てきますが、合計線と月が変わったときの二重線を引く位置が覚えられません。また、繰越を書くもの、書かないもの、合計を書くもの、書かないもの…などなど、混乱してしまっています。

解答
A16 繰越を書くものは「貸借対照表」の勘定科目、繰越を書かないものは「損益計算書」の勘定科目です。

どうしてこうなるかというと、損益計算書の勘定科目たとえば「売上」は当期に12,000円だったならば、それで終わりです。次期に12,000円からはじまり、12,200円、12,400円…と足していくわけではありません。次の日は200円、400円…と最初から始めなければ、その期の売上がいくらなのかわからなくなってしまいます。

それに対して、貸借対照表の勘定科目たとえば「現金」は、当期の残高が1,000円だったならば、次期に繰り越します。現金は当期でなくなるわけではなく、次期も1,000円から始まります。

線の引き方は、基本的には次のようになっています。
●合計線 → 金額を合計する直前にひく
●二重線 → 月が終わったとき、「摘要」以外の部分にひく

 

 

質問
Q17 為替手形や有価証券の時価評価の出題はないのでしょうか? 

解答
A17 2016年6月から、為替手形は簿記1級の範囲に変更になりました。有価証券の時価評価は簿記2級の試験範囲に変更されました。有価証券の購入と売却は引き続き簿記3級の試験範囲です。

試験範囲の改定について

 

 

質問
Q18 問題文に勘定科目の指定がない場合、例えば減価償却費を備品減価償却費と書いても間違いではないのでしょうか? 

解答
A18 問題文に指定がない場合には間違いではありません。ただし、問題文や答案用紙に指示がある場合は、指示に従ってください。
実際の試験では、次のように考えれば大丈夫です。

・第1問→選択肢の中から選ぶ。

・その他の問題→勘定元帳、試算表、精算表で使われている勘定科目を使う。

なお、勘定科目には、許容科目というものがあり、許容科目であればどちらを使っても正解となります。こちらをご参照ください。

商工会議所ホームページ
許容勘定科目表
http://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/topics/25.php

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