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本支店会計⑤ 自己宛為替手形

テーマ:本支店会計5

自己宛為替手形についての質問と解説

Q 日商簿記2級 第130回第3問 本支店会計の未達仕訳がわかりません。 

(5)支店は、支店の買掛金を支払うため、本店を名宛人、仕入先広島商店を受取人とする為替手形を降り出したが、その通知が本店に未達である。

答えは支店/支払手形なのですが、私は買掛金が減少するので買掛金/支店だと思いました。もし買掛金/支店ではなかったとしても、為替手形の振り出しなので支店/売掛金になるのではないかと思いました…

買掛金/支店ではなぜだめなのか、そしてなぜ支払手形勘定なのかを教えていただきたいです。

  

A 本問は細かい論点で、満点防止から出題された問題ですから、解けなくて大丈夫です。

①自己宛為替手形について

本問は、簿記3級で学習する、「自己宛為替手形」の問題です。

ポイントは為替手形が本店が名宛人。

本店も支店も当社としてくくると、本店も支店も「自分」と考えられます。

したがって、当社と仕入先の関係で見ると、支払手形を計上することになります。

自己宛為替手形は、覚えないことをオススメしています。為替手形と混同すると、重要論点である為替手形を間違ってしまう可能性があるからです。自己宛て為替手形を覚えなくても合否に関係ありません。

 自己宛為替手形

②本支店会計のポイント

・未達はどちらで起きているのか、図を書く。

・わからなくなったら、支店側と本店側の仕訳を両方書いてみる。

▶ 仕訳
【支店側】 ← すでに仕訳済
支店の買掛金が減った。本店を名宛人にした為替手形を渡したけど、本店に伝えてなかった。(本店に未達状態)

買掛金 15,000 / 本店 15,000

【本店側】 ← 未達
本店は仕訳を何もしてなかった。支店が渡した為替手形の仕訳を行う。

支店 15,000 / 支払手形 15,000 (正解)

 

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