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第145回日商簿記2級 問題と解答、合格率

日商簿記検定2級、第145回(2月26日実施)の試験問題、解答、解説、予想合格率を公開しています。

全国の合格率が公表されました。(3月31日)

受験された方、試験お疲れ様でした!

今回の試験、いかがでしたか?
実際に受験した感想など、お気軽にコメント欄にお書きください♪
しばらく試験の事は忘れて、我慢していたことや好きなことをしてゆっくり休んでください。
日商簿記検定の公式な配点は公表されませんので、専門学校の解答で70点以下の方も実際の点数はわかりませんから、合格発表までは気にしなくて大丈夫です。

 

解答速報

解答速報が以下のサイトで公開されます。自己採点はこちらからどうぞ。

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受験生の感想アンケート

 

第145回の日商簿記2級の合格率

第1問、第2問、第4問が解きやすいかったので、前回よりは合格率が高くなりそうですが、難しかったと思います。各地の合格発表が開始しました。予想より合格率は高くなりそうです。

予想合格率は27%です。

<合格発表のスケジュール>
・3月31日前後 全国の合格率が発表
25.0%(合格者数15,075名/受験者数60,238名)

・3月6日 各地域の合格率が発表
広島商工会議所 25.8%(合格者数182名/受験者数705名)
長野商工会議所 25.4%(合格者数50名/受験者数197名)
岡山商工会議所 27.4%(合格者数129名/受験者数471名)
松戸商工会議所 31.2%(合格者数135名/受験者数433名)
松本商工会議所 28.8%(合格者数38名/受験者数132名)
水戸商工会議所 33.0%(合格者数70名/受験者数212名)
徳島商工会議所 20.0%(合格者数26名/受験者数130名)

 

第145回の日商簿記2級の試験問題

今回出題された簿記2級の問題について解説を行います。パブロフ簿記アプリの第1問の的中率100%!

第1問 仕訳5問(配点20点)
1.固定資産の割賦購入
【商業テキストP.110Q3】
【アプリ固定資産の購入①】

2.吸収合併(負ののれん発生益)
【商業テキストP.256】
【アプリ吸収合併③】

3.満期保有目的債券の取得と端数利息
【商業テキストP.180Q1】
【アプリ端数利息-債券の取得②】

4.サービス業(仕掛品への振り替え)
【商業テキストP.052Q6】
【アプリサービス業-仕掛品②】

5.本支店会計(支店の当期純利益の振り替え)
【商業テキストP.335Q1】
【アプリ支店の損益振替②】

第2問 (配点20点)
株主資本等変動計算書
【商業テキストP.322Q1。単位のひっかけも出題済み】

第3問 (配点20点)
貸借対照表

第4問 (配点20点)
部門別計算(直接配賦法)
【工業テキストP.145Q1】
仕掛品勘定(製造間接費)の記入

第5問 (配点20点)
直接原価計算の損益計算書
【工業テキストP.354Q1、Q2】

 

第145回の日商簿記2級の解説

<解く順番>
簡単な第4問から解き、第5問は難しいそうなので後回し、第3問は時間がかかるので後回しにしましょう。

第4問→第1問→第2問→第5問→第3問

<時間配分>
各問題の時間配分の目安は次のとおりです。

  配点 目標 著者
第1問 20点 16点 15分 9分
第2問 20点 16点 15分 8分
第3問 20点 12点 50分 35分
第4問 20点 16点 10分 7分
第5問 20点 10点 20分 6分
見直し 10分 10分
合計 100点 70点 120分 75分

 

<解答・解説>
簡単な問題と難しい問題が入り交じっており、全体としては難しい試験でした。特に第3問が難しかったです。第3問は部分点を狙いましょう。第5問も何して良いのかわからないと厳しいですが、前々期は簡単でしたので部分点を取れたと思います。

第1問 仕訳の問題(普通)
今回はテキストに載っているレベルの問題でしたが、やや難しい内容です。テキストレベルですので、ここは4問正解しておきたいです。

1.固定資産の割賦購入の問題。営業外支払手形を使う点がポイントです。

2.吸収合併の問題。差額が右側は「負ののれん発生益」を使います。

3.端数利息の問題。有価証券利息の計算
60,000,000×0.365%×70日÷365日=42,000

4.サービス業の問題。仕掛品に振り替えるだけです。

5.本支店会計の本店と支店の損益振り替えの問題です。

 

【解答】各4点
1.備品14,580,000/営業外支払手形15,000,000
 前払利息420,000

2.諸資産87,000,000/諸負債34,000,000
          資本金30,000,000
          資本準備金20,000,000
          負ののれん発生益3,000,000

3.満期保有目的債券59,700,000/当座預金59,742,000
  有価証券利息42,000

4.仕掛品245,000/給料200,000
        旅費交通費45,000

5.支店613,000/損益613,000

 

第2問(普通)
株主資本等変動計算書の問題です。千円単位ですから、間違えないように注意が必要ですその他有価証券評価差額金が難しかったので、間違えてもかまいません。

◆剰余金の配当
その他資本剰余金の配当は資本準備金を、繰越利益剰余金の配当は利益準備金を積み立てます。
①資本金÷4-資本準備金-利益準備金
②配当額÷10
③上記①より②が小さいので、配当金の10分の1をそれぞれ準備金に積み立てます。

◆その他有価証券評価差額金
株主資本等変動計算書のその他有価証券評価差額金の期首は「80」と書いてありますので、前期末にその他有価証券評価差額金が80,000円(貸方)に計上されていることがわかります。

①期首の再振替仕訳
 その他有価証券評価差額金80,000/その他有価証券80,000

②期末の時価評価
 決算整理前のその他有価証券の帳簿価額は、前期末時価1,350,000再振替仕訳△80,000=1,270,000円ということがわかります。1,270,000→1,530,000に評価替えを行いますので、260,000をその他有価証券評価差額金として計上します。
 その他有価証券260,000/その他有価証券評価差額金260,000

補足:何も気が付かず、前期末時価と当期末時価の差額で計算しても同じ結果になりますので、変動額が180と当期末残高260が合っていれば正解ですので、ご安心ください。

 

第3問(かなり難しい)
貸借対照表の問題です。売上原価、減価償却、法人税等の計算が難しいです。

[修正事項]
1.売上の取り消しを行います。売上の取り消しの仕訳は簡単ですが、この返品分は得意先に送っている状態で、まだ検査がされていません。つまり、帳簿棚卸高、実地棚卸高に含まれていないので、決算整理事項1で調整する必要がある点に注意が必要です。

2.備品の取得原価が間違っていたので、修正します。合わせて、翌期分の保守料を前払費用に振り替えます。

3.源泉徴収額の仕訳が漏れていたので、仮払法人税等と受取利息を計上します。

4.買掛金を電子記録債務の振替漏れを追加計上します。

[決算整理事項]
1.帳簿残高は「出荷基準にもとづき算定」と指示がありますので、修正事項1の得意先未検収分を調整する必要があります。

帳簿価額(商品有高帳)
 1,750,000+得意先の未検収分400,000=2,150,000
実地棚卸高
 1,710,000+得意先の未検収分400,000=2,110,000

4.減価償却費は月次決算で計上しているので、注意が必要です。当期計上額を計算し、月次計上した金額と比較し、不足額を決算整理仕訳で追加します。なお、備品については、計算がややこしいので間違えてもかまいません。

備品
従来から使用分
・償却率 1÷8年×200%=0.25
・取得原価 100,000
・累計額 41,500-月次計上分1,500×11か月=25,000
・減価償却費(100,000-25,000)×0.25=18,750

当期取得分
・償却率 1÷5年×200%=0.4
・取得原価 60,000
・累計額 0
・減価償却費(60,000-0)×0.4×1か月÷12か月=2,000

決算整理で計上する備品の減価償却費
(18,750+2,000)-1,500×11か月=4,250

5.借入金の区分表示を変更する点に注意しましょう。1年の期借入金600,000は短期借入金から長期借入金に振り替えます。。

6.貸付金200,000は長期貸付金から短期貸付金に振り替えます。


9.損益計算書より、税引前当期純利益は500,000と計算できますので、そこから法人税等の仕訳を書きます。

①問題文の「差額補充法により未払法人税等に計上する」と書いてありますので、未払法人税等が税引前当期純利益の30%になるように調整します。
 未払法人税等の要積立額 500,000×30%=150,000
未払法人税等を1,200→150,000にするので、148,800を計上します。
 法人税等148,800/未払法人税等148,800

②仮払法人税等と未払法人税等を相殺します。
 未払法人税等7,000/仮払法人税等7,000

未払法人税等の貸借対照表の金額は1,200+148,800-7,000=143,000となります。そして、税引後当期純利益は500,000-148,800=351,200となりますので、損益振替の仕訳は次のようになります。
 損益351,200/繰越利益剰余金351,200

【解答】

 

第4問(簡単)
部門別計算の問題です。ここは簡単ですから満点を取りましょう。注意するべきは、仕掛品勘定の月初仕掛品を完成品の金額に入れるのを忘れないようにすることです。

 

第5問(やや難しい)
直接原価計算の損益計算書の問題です。製品P1個あたりの全部製造原価を自分で計算する点がポイントです。ここを悩むと思います。全部原価計算の損益計算書の売上高をそのまま写すだけ、固定費も計算して書くだけですから、簡単な部分を先に埋めておきましょう。

<前々期>
◆製造原価
固定加工費 360,000÷投入量1,000個=360
 ↓
直接材料費 1,020-80-360=580

◆販売費および一般管理費
合計額 資料(5)より390,000
変動販売費
 @110×販売量1,000個=110,000
固定販売費および一般管理費
 390,000-110,000=280,000

以上より、
製品P1個あたりの変動費は580+80+110=770
1年間の固定費 360,000+280,000=640,000

売上高 1,600,000 資料(5)売上高より
変動費 770×1,000個=770,000
貢献利益 1,600,000-770,000=830,000
固定費 640,000
営業利益 830,000-640,000=190,000

<前期>
◆製造原価
固定加工費 360,000÷投入量1,200個=300
 ↓
変動加工費 955-570-300=85

◆販売費および一般管理費
固定販売費および一般管理費
  前々期と変化なしなので、280,000

以上より、
製品P1個あたりの変動費は570+85+110=765
1年間の固定費 360,000+280,000=640,000

売上高 1,600,000 資料(5)売上高より
変動費 765×1,000個=765,000
貢献利益 1,600,000-765,000=835,000
固定費 640,000
営業利益 835,000-640,000=195,000

参考:全直末首で確認
前々期 全190,000=直190,000+末0-首0
前期 全255,000=直195,000+末60,000-首0

【解答】
<前々期>
売上高 1,600,000
変動費 770,000
貢献利益 830,000
固定費 640,000
営業利益 190,000

<前期>
売上高 1,600,000
変動費 765,000
貢献利益 835,000
固定費 640,000
営業利益 195,000

 

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