ナ、ナンテコッタ!?
今日はどうしたの?パブロフくん。
合計試算表と合計残高試算表を間違って、0点になっちゃった…。
仕訳が合っていても、答案用紙の記入形式を間違ったら0点になっちゃうからね。合計試算表と合計残高試算表と残高試算表は、どのように記入するのか違いをしっかりおさえておく必要があるね。
試算表 3つの種類
試算表には、合計試算表、合計残高試算表、残高試算表の3つがあります。
ポイントは、【残高】を書く場合は、借方か貸方のどちらか一方にしか記入しませんが、【合計】を書く場合には、借方と貸方を別々に集計して両方に記入します。
合計試算表
借方、貸方それぞれに記入します。
この表は、写し漏れや仕訳のミスを発見しやすいですが、残高がわかりません。
合計残高試算表
合計欄には、「期首残高+期中仕訳+決算整理仕訳」の合計を借方、貸方の【合計欄】に記入します。そして、合計欄の借方と貸方の差額を【残高欄】に記入します。
この表は、取引を総額で表示しているので、規模がわかりやすいです。また、残高もわかります。合計試算表と残高試算表の良い所取りですが、作るのが面倒です。
残高試算表
「期首残高+期中仕訳+決算整理仕訳」の最終的な残高を【残高欄】に記入します。借方、貸方の両方に残高を記入することはありません。
この表は、取引の残高だけで表示しているので、貸借対照表や損益計算書を作る素材として使いやすいです。ただし、転記などでミスが起きた場合に発見しにくいです。
合計試算表、合計残高試算表、残高試算表の②青色と③緑色が同じ金額になります。
実務では、会社ごとに使っている表は違いますが、試験ではどれも解けるようになっておく必要がありますので、問題を解きながら、慣れていってください。
まとめ
名前や違いを覚えていなくても、答案用紙【合計欄】【残高欄】などを確認して、解答すれば大丈夫です。
■合計 → 借方、貸方の両方を記入する
■残高 → 一方のみ記入する
パ、パブロフ次は間違えないかな…。
「合計」には借方貸方それぞれの合計を、「残高」には差引した残高を書くって覚えればいいんだよ。
それなら覚えられそう~♪