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2019年度の日商簿記3級の出題範囲の改定について

テーマ:試験範囲の改正

2019年4月から日商簿記3級の出題範囲が大幅に変更されます。
今までのテキストや問題集は使用できなくなりますので、ご注意ください。

パブロフくんえっ?範囲が変わっちゃうの?

お兄さんうん、簿記3級の試験範囲がガラッと変わるよ。「試験範囲の改定」「学習スケジュール」「テキストの発売時期」の3つを説明するね。

パブロフくんお願いします~♪

 

2019年度の試験範囲の改定

2019年4月から試験範囲が変更となりますので、2019年6月(平成31年6月)の第152回の試験からは、従来の簿記3級とは学習内容が大幅に変わります。

従来の簿記3級より、学習する範囲が広がり、内容も従来の簿記2級に少し近づきました。そして、実際の経理で使われていない内容を減らし、経理で働く際に役立つ内容を学ぶ試験へ変わります。

範囲が広がり、内容も少し難しくなりますので、不安を感じると思いますが、今での簿記3級より勉強したことが役に立つことが増えることは間違いありません。

では、具体的な変更点について詳しく見ていきましょう。

(1)最も変わる内容

従来の簿記3級は個人事業主(個人のお店)が対象でした。改定後の簿記3級では株式会社が対象となります。このため、個人事業主では学習しなかった純資産や法人税等が出題されるようになり、従来の簿記2級の範囲が、簿記3級に移動してくる、と考えるとわかりやすいです。

(2)新しく範囲になる内容

新しく簿記3級の範囲となるのは次の通りです。従来の簿記2級の範囲から移行してくる内容が多いです。

株式会社の設立
株式会社の増資
剰余金の配当(利益剰余金からの配当)
・電子記録債権、電子記録債務
・クレジット売掛金
法人税、住民税及び事業税(法人税等の計算、仮払法人税等、未払法人税等)
消費税(税抜方式)
・当座預金、預貯金(複数の口座を解説する場合)
・差入保証金(店舗を借りたときの敷金など)
・社会保険料(会社負担額は法定福利費)
・役員貸付金
・役員借入金
・諸会費

<決算整理関係>
・当座預金の貸方(当座借越)の決算整理
貯蔵品棚卸(切手、収入印紙の期末日残高を貯蔵品に振り替える)
当期純利益、当期純損失の繰越利益剰余金への振り替え
月次決算

<帳簿関係>
・固定資産台帳
決算整理後残高試算表

(3)範囲から除外される内容

今後は簿記3級の範囲から除外されるのは次の通りです。

有価証券の取得、売却
受取配当金
・当店発行の商品券
・仕入値引き、売上値引き
・減価償却の直接法
・引出金(店主の所得税の支払い、商品の自家消費など)
・期中に発生する当座借越の仕訳(当座預金の貸方として扱う)
・消耗品の決算整理(消耗品費として費用処理する方法のみを残す)
・繰越試算表

(4)その他の細かい内容

その他の細かい変更点は次の通りです。経過勘定の繰延、見越という表現がわかりにくかったので、問題文で使わないように変更された点は有難いです。

・他店商品券を「受取商品券」へ変更。
・経過勘定の繰延、見越という表現をやめる。
・6桁精算表を削除

新しい範囲のサンプル問題について

日本商工会議所からサンプル問題が公表される予定です。公開され次第、本記事を更新します。

なお、新しいテキストや総仕上げ問題集は、サンプル問題の内容を踏まえて作成しますので、個別にサンプル問題を解く必要はありません。

 

2019年6月の学習スケジュール

2019年6月(第152回)試験を目標にする方は、どのようなスケジュールで学習すればいいのか、説明します。
新しい範囲に対応したテキストや総仕上げ問題集の発売日が2019年2月下旬ですので、発売されてから勉強すれば十分間に合います。

<オススメの学習スケジュール>
次の①から③の順番で学習するのがオススメです。なお、過去問は範囲が違いますので重要度が下がります。総仕上げ問題集を中心に学習しましょう。

2019年3~5月 テキスト&問題集 第4版
2019年4~6月 総仕上げ問題集 第3版
2019年6月 総仕上げ問題集の解き直し。
模擬問題の解き直し。

 

パブロフのテキストの発売時期

パブロフの本の発売スケジュールは次のとおりです。日本商工会議所が公表した新しい範囲のサンプル問題を含めて、新範囲に完全に対応しています。従来のテキストは使用できなくなりますので、新しいテキストを使ってください。

2019年2月下旬発売予定
・パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集 第4版
・パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集 第3版

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